全長2.3m以下の「4輪自動モビリティ」登場! “ハンドルあるけど…”勝手に動く!? どんなモデルなのか
秋田大学AI研究推進センター開所式にて、屋外無人搬送サービス「eve auto」のデモンストレーション走行を実施することを発表しました。
搬送が楽になる? 自動運転レベル4のモビリティとは
2024年3月12日にeve autonomyは、同月18日に開催される秋田大学AI研究推進センター開所式にて、屋外無人搬送サービス「eve auto」のデモンストレーション走行を実施することを発表しました。
このデモ走行は、eve autonomyとNTT東日本、秋田大学が構築する産学共同のローカル5Gを活用した検証環境の提供開始に伴い実施されるものです。
秋田大学でのローカル5G検証環境構築の目的について、eve autonomyは次のように説明しています。
「ローカル5Gは、企業や自治体で建物や敷地でスポット的に柔軟にネットワークを構築し、利用可能とする新たな仕組みであり、自動運転技術への活用、工場内のIT化、学校教育のIT化などに活用でき、様々な地域の課題解決やイノベーションに大いに貢献するものと期待されています。
この度、NTT東日本秋田支店はローカル5Gを活用したユースケースの共創し、社会実装に向けた先端技術育成を目的に、秋田大学に検証環境を提供されます。
eve autonomyは2023年1月にNTT東日本のローカル5Gを使ったスマートファクトリーの開発検証環境『ローカル5Gスマートファクトリー&ロジスティクスラボ』の開設にあたり、当社の屋外対応型無人搬送サービス『eve auto』が導入されていることから、一つの具体的なソリューション例として今回秋田大学での開所式でのデモンストレーションとなっております」
この自動搬送サービスeve autoとは、高い信頼性により全国で活用されているEVカートと、一般公道においても活用される最先端の自動運転技術を活用したモデルです。
自動搬送システムの導入を実現するには、屋外環境において段差や坂道などの路面環境に加え、雨や日照の天候条件など、屋内より厳しい環境での運用が求められと言います。
そうした際にeve autoは、雨天や夜間でも工場等の敷地内屋外環境で自動運転レベル4での無人搬送運用を実現。
これにより24時間稼働が求められる施設での運用も可能となっています。
スペックとしては全長2275mm×全幅1105mm×全高1885mm、車両重量483kgとなり、最大牽引重量1500kg、積載重量300kgを誇ります。
駆動方式はDCモーターを採用し、最大走行速度は手動運転時19km/h、自動運転時10km/h。スペア交換可能のリチウムイオンバッテリーを搭載。
安全機能ではレーザーセンサーによる障害物検出と停止、バンパーセンサー、緊急停止スイッチを備えています。
さらに自動運転機能はレベル4となり、自律移動、交差点横断・右左折、障害物検出による一時停止が可能です。
※ ※ ※
なお秋田大学AI研究推進センター開所式では、今回のデモ走行以外にローカル5Gとその他通信との伝送速度の比較デモや、ローカル5Gと4K高精細映像での遠隔支援作業デモなども行われる予定です。
コメント
本コメント欄は、記事に対して個々人の意見や考えを述べたり、ユーザー同士での健全な意見交換を目的としております。マナーや法令・プライバシーに配慮をしコメントするようにお願いいたします。 なお、不適切な内容や表現であると判断した投稿は削除する場合がございます。