日産が“丸目4灯”の「新型コンパクトカー」を公開! 超レトロな“旧車デザイン”採用した「謎のハイトワゴン」に反響あり
クラシックカーイベント「ノスタルジック2days 2024」にて日産京都自動車大学校はユニークなカスタムカーをお披露目しました。同車について、SNSではどのような評価が寄せられているのでしょうか。
ノスタルジックな新型車!?「斬新コンパクトカー」に反響
2024年2月にパシフィコ横浜で開催された「ノスタルジック2days 2024」にて、日産京都自動車大学校は同校の学生が製作したユニークなカスタムカーを出展しました。
同車は、かつて日産がラインアップしていた名車を彷彿とさせる外見を採用していることから、SNSでは様々なコメントが見られます。
ノスタルジック2days 2024とは日本最大級のクラシックカーの展示イベントで、さらに自動車業界において必要不可欠な「整備士の人財確保・育成強化」という目的も併せ持っています。
ここで日産京都自動車大学校が今年出展した「SETO」は、同校の自動車整備・カスタマイズ科で学ぶ4年生が製作したカスタムカー。
その名前はフランス語で「7」を意味するもので、カスタマイズ科7期生が手掛けた車両であることを由来として命名されました。
SETOは日産のコンパクトカー「キューブ(3代目)」をベースに、同じく日産の名車である「ブルーバード(2代目/410系)」のフロントフェイスとテールランプを組み合わせた点が特徴。
この2000年代のキューブと1960年代のブルーバードは全く異なるボディ形状をしていますが、それにも関わらずフェンダーとボンネットを見事に繋ぎ合わせた力作となっており、いわゆる「取って付けた感」がなく自然な形に調和させているところに技術の高さを感じます。
これについて同校は、「現在の姿に至るまでに幾度となく溶接とパテ造形による調整を繰り返して完成させた」と説明。
また、丸目4灯のヘッドライトはノスタルジックな雰囲気を漂わせますが、“現在”感を高めるべく光源はハロゲンからLED式に変更しています。
ボディカラーには「ナイトライフでの外出」をイメージしたオリジナルの“淡い紺色”を採用したほか、車内の天井にバケット(ルーフキャリア)も装着し、ユニークかつ可愛いらしいパイクカーに仕上がっていました。
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このSETOについてSNSでは、「学生の作品とは思えないほど仕上がりがキレイ」「一見アンバランスかと思ったら実際に見ると自然で驚いた!」「デザインがレトロで中身が新しいクルマへの需要は一定数あるから市販化したら売れるでしょうね」など、ハイレベルの仕上がりやデザインに好印象を抱いたというコメントのほか、市販化を望む声も見られます。
また、「レトロも良いけど未来を意識したクリエイティブなデザインも見たかったな」といった未来志向のカスタムカーを見たいという投稿もありましたが、これについては「今の若者は昭和平成の歌やファッションを好むと言うし、レトロなデザインに新鮮さを感じんじゃないかな?」という声も見られ、世代の違いにより時代ごとのデザインへの受け止め方は違うのかもしれません。