200万円切り! トヨタの「5ナンバーミニバン」“ギラついてない”のがイイ! ミニバンで最も売れてる「シエンタ」への反響は?
いま、ミニバンで最も売れているのはトヨタ「シエンタ」です。一体はどのようなところが魅力なのでしょうか。
シエンタが人気の理由とは?
自動車メーカー各社は、さまざまなミニバンをラインナップしていますが、そのなかでもっとも人気なのはトヨタ「シエンタ」です。
日本自動車販売協会連合会(自販連)の調べによると、2023年通年での登録車販売台数のトップ3が「ヤリス」「カローラ」「シエンタ」となったことからもわかるように、ミニバンのカテゴリーでシエンタは一番売れているのです。
シエンタのボディサイズは全長4260mm×全幅1695mm×全高1695mmと、5ナンバー車」の枠に収まるコンパクトなモデル。2列シート5人乗り仕様と3列シート7人乗り仕様が用意されています。
この5ナンバーサイズでスライドドアを設けたコンパクトミニバンという基本設計は初代から変わらず、2022年8月にフルモデルチェンジした現行の3代目でも継承。昨今、クルマのボディサイズは拡大傾向にありますが、シエンタは長年5ナンバーサイズを守っています。
また、2015年に登場した2代目(先代)は斬新なデザインが賛否両論ありましたが、現行モデルは初代を彷彿とさせる親しみやすいデザインに回帰。このスタイリッシュでありながら愛嬌がある見た目も、人気を得たポイントとなっています。
シエンタのパワーユニットは、1.5リッターガソリンと1.5リッターハイブリッドが選択可能で、ハイブリッドは2WDと4WD(E-Four)が容易されています。そして、装備内容によって「X」「G」「Z」と3タイプのグレードが展開されます。
価格は、ガソリン車の最廉価モデルが195万円からと“200万円切り”を実現しており、ハイブリッド車の最上級モデルの310万8000円まで、豊富なラインナップを揃えています。
そんなシエンタについて、さまざまな反響が寄せられています。
「道路の幅は広がらないのに車幅が広くなるクルマが多いので、5ナンバーに留めたサイズはありがたい」「狭い道路や駐車場がある日本はシエンタのようなクルマがベストチョイスじゃないかな」と、日本の道路環境では5ナンバーサイズのクルマが扱いやすいと感じる意見が目につきました。
かつては5ナンバーサイズミニバンにおけるライバル車も存在したのですが、昨今は操縦性能や安全性の観点から、全幅が1.7mを超える3ナンバーサイズのモデルが増えました。
シエンタ以外の5ナンバーサイズミニバンといえば、ホンダ「フリード」があり、こちらもホンダの登録車で人気ナンバー1となっています。これを見ても、5ナンバーサイズのモデルが今でも求められているという現状が伺えます。
また、「最近減ってきたけど、ギラギラ顔の箱型ミニバンよりは全然良いと思う」「デザインも攻撃的でないし万人受けする」「シエンタを最初に見た時、女性受けを狙いすぎているかと思ったけど、色によっては男性でもバッチリ似合う」など、親しみやすいデザインやアースカラーも用意された外板色など、見た目の評価も上々のようです。
さらに、実際のオーナーからは、「シエンタ買ったけど文句なし。エンジンパワーとシャシーとのバランスが良くとれている。ステアリング剛性も高く運転が疲れない。クルーズコントロールもあり、高速道路の運転も楽」「自分は『86(後期)』、妻がシエンタに乗っているが、シエンタで驚いたのは、86並の小径ハンドルに、カーブでの切れも86並。ステアフィールは軽すぎるけれど、コーナーに応じて重くなる様な感じも驚きです」といった声も。
現行モデルは新たにTNGAプラットフォーム(GA-B)を採用したことにより、軽量かつバランスの取れた高剛性ボディを実現。上質な乗り心地と優れた操縦安定性を実現している点も、オーナーが魅力を感じるポイントのひとつとなっています。
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都市部でも取り回ししやすいサイズ感に加えて車両感覚も掴みやすく、どのような人にもデザインのシエンタは、子どもを持つファミリーのほか、クルマは必要だけど運転が得意ではないという人にも支持されています。
カーブのキレは86並は誇張し過ぎ。加速もエンジンの唸りが激しい。これならフリードの方がまだ優秀。