新型「軽バン 2人乗り仕様」実車展示! ホンダは前後、日産・三菱は左右で違いアリ!? 価格はどうなる? 他社に負けない三菱の強みとは
盛り上がりを見せている軽商用EV市場。三菱、日産、ホンダが新たに新型モデルを発売している他、スズキ・トヨタ・ダイハツも投入を控えています。そんな中三菱の新型軽商用EVが実車展示されました。
軽商用EV市場をけん引する三菱! 新型モデルが実車展示された
昨今、競争が激化している「軽商用EV市場」。その中でも長い歴史と実績で市場をけん引しているのが三菱です。
そんな三菱は「脱炭素経営EXPO【春】」にて新型軽商用EVの実車を展示しました。
昨今、軽商用EV市場は盛り上がりを見せています。
最近では、三菱が新型「ミニキャブEV」を2023年12月21日に発売。
その後、2024年2月12日に新型ミニキャブEVのOEMとなる日産「クリッパーEV」が発売されました。
また2024年春にホンダは「N-VAN」をベースとした「N-VAN e:」を発売する予定です。
一方でかねてから「2023年度内」に発売予定だったスズキ、トヨタ、ダイハツが共同開発するそれぞれの軽商用EVは、生産を担当するダイハツによる認証不正の影響もあり延期とっています
このように様々な動きがある軽商用EV市場ですが、なかでも街中で多く見かけられるのが三菱の「ミニキャブ・ミーブ」です。
2019年以降、日本郵便は配送用四輪車としてミニキャブ・ミーブ(EV)を導入しており、特に東京都内を中心に赤色のクルマを見かけます。
ミニキャブ・ミーブは、2011年に発売されたモデルですが、前述の通り、大幅刷新ならび車名をミニキャブEVに変える形で新たに発売されたのです。
2024年2月28日から3月1日までに開催された「脱炭素経営EXPO【春】」の三菱ブースには新型ミニキャブEVが展示されており、来場者は熱心にブース担当者へ質問している様子が印象的でした。
新型ミニキャブEVは、先代ミニキャブ・ミーブの良さはそのままに、電動系コンポーネント(モーターや駆動用バッテリー)を新世代に刷新。
これにより、先代比で約35%増となる180km(WLTCモード)に一充電あたりの航続距離を延長させました。
普通充電(AC200V(15A))ではm約7.5時間で満充電となり、業務終了後の充電で翌日の業務開始時には満充電状態となる他、急速充電の場合は約42分で80%までの充電が可能です。
その他EVならではの訴求点として、「滑らかな走り」が挙げられます。
新型ミニキャブEVでは最大トルク195N・mを発生する新採用のモーターにより、重積載でもスムーズかつ力強い走りでストレスなく走行することが可能です。
また新型モーター・インバーターを採用し一体化構造とすることで、先代よりも高い静粛性を実現しました。
その他、回生ブレーキを積極的に活用するBポジション時の回生力を強めることで実用電費を向上。
足回りでは「前後ショックアブソーバー」の減衰力特性を見直すことで乗員の乗り心地の向上とキャビンの揺れを抑制することで荷物への負担を軽減しました。
新型ミニキャブEVは、「CD 20.0kWh」という1グレードのみですが、2シーター(243万1000円)と4シーター(248万6000円)という2仕様が設定されています。
なお日産やホンダも2人乗り仕様を設定していますが、一般的には運転席・助手席の構成ですが、ホンダは前後のダンデム式となるなど、個性的です。
今回の「脱炭素経営EXPO【春】」では、2シーターが展示され前席と荷室の間にはビニールカーテンが付けられていた他、新型ミニキャブEVから採用された「アクセサリーコンセント(AC100V、最大1500W)」がフロアコンソール背面に設定されていました。
このオプションについてブース担当者は「先代にはコンセントがついておらず、急速充電ポートに別売りの外部給電装置の給電コネクターを接続することが必要でした。しかし新型ではコンセントをつけることで利便性を高めています」と話しています。
なお2シーター・4シーターの需要差では「4シーターのほうが人気です。やはり、いざという時に人を乗せられるというのが理由だと思われます」と話しています。
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