レクサス新型「小さな高級車」初公開! 300馬力超えの「超スポーツ仕様」! 迫力エアロがカッコいい「LBX“モリゾウRR”」は市販化も!?
レクサスは「東京オートサロン2024」に、新型コンパクトSUV「LBX」のコンセプトモデル「LBX MORIZO RR CONCEPT」を出展しました。新型LBXの「小さな高級車」というキャラクターにスポーティなテイストを加えたモデルだといいます。
「小さくて“スポーティ”な高級車」が新登場!
レクサスは2024年1月12日から14日まで開催された「東京オートサロン2024」で、新型コンパクトSUV「LBX」をベースとした「LBX MORIZO RR CONCEPT(以下、LBX モリゾウ RRコンセプト)」を出展しました。
デビュー間もないニューモデルに早くも設定されたコンセプトカーですが、どのようなクルマなのでしょうか。
東京オートサロン2024のTOYOTA GAZOO Racing/レクサスブースには、モリゾウことトヨタ自動車 豊田 章男会長の愛車を並べた「MORIZO Garage」が目玉となっていましたが、その中に一風変わったレクサス 新型「LBX」が展示されていました。
新型LBXは、2023年11月に発表されたレクサスの中で最もコンパクトなボディサイズを持ちながら、高級車の概念を変える新たな概念、いわば「小さな高級車」というべき性格を与えられたクロスオーバーSUVです。
パワートレインには1.5リッター直列3気筒エンジンとモーターを組み合わせたハイブリッドシステムが搭載され、駆動用バッテリーには高効率なバイポーラ型ニッケル水素電池が採用されています。
一方、「LBX モリゾウ RRコンセプト」と名付けられたこの車両には、同会場でお披露目となった進化版GRヤリスに搭載されているものと同じと思われる304ps(224kW)/400N・mを発生する1.6リッター直列3気筒インタークーラーターボエンジンと、ダイレクトシフト8ATを搭載。
駆動方式も電子制御フルタイム4WDとなり、デフにはトルセンLSDを装着。ブレーキもフロントに18”のベンチレーテッドディスク、リアに16”のディスクが採用され、タイヤサイズも前後235/45R19となり、ホイールもBBS製の鍛造ホイールが装着されていました。
もちろん向上したパフォーマンスに合わせてボディやサスペンションにも専用開発のものがおごられており、パンパ―にはエアレースで培った技術を投入し、高い空力性能と走りを想起させるエクステリアデザインを採用しているのもポイントです。
車名のRRは、モリゾウも参戦する「ROOKIE Racing(ルーキーレーシング)」に由来し、モリゾウの愛車ということで、フロントのユニファイドスピンドルのメッキモールやブレーキキャリパー、さらにシートベルトに、モリゾウのシグネチャーカラーであるイエローをあしらって個性を演出します。
パワートレインなどはGRヤリスと共通となっているようですが、GRヤリスのようにコンペティショナルなハードなものではなく、履き慣れたスニーカーのように週末に乗りたいカジュアルラグジュアリーを体現したものとなっていることがうかがい知れます。
そのためシートもバケットタイプのスポーツシートでありながら本革製とし、タイヤも本格的なスポーツタイヤではなく、快適性を併せ持つコンチネンタル スポーツコンタクト7を装着するなど、レクサスらしさも十分享受できるスペックなっているところも見逃せません。
なお会場の説明担当者によると、今後このLBX モリゾウ RRのコンセプトを発展させたモデルの市販化も視野に入れているということ。
詳細については未定で、モリゾウのシグネチャーカラーであるイエローの差し色や、超高性能なパワートレインは変更されるかもしれませんが、「小さくて“スポーティ”な高級車」のキャラクターというだけでも、一定の支持を集めそうな予感がします。
市販モデルの登場が待ち遠しい1台といえるでしょう。
Writer: 小鮒康一
1979年5月22日生まれ、群馬県出身。某大手自動車関連企業を退社後になりゆきでフリーランスライターに転向という異色の経歴の持ち主。中古車販売店に勤務していた経験も活かし、国産旧車を中心にマニアックな視点での記事を得意とする。現行車へのチェックも欠かさず活動中。
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