他社だけど同じクルマ? コピーとも模倣とも違う「OEM」とは(写真22枚)

自社のクルマを他社に供給し、別のクルマとして販売する「OEM」と呼ばれる手法があります。そもそもどういうものなのでしょうか。

軽自動車のOEMは増加傾向、ダイハツは今後をどう見る?

――「本家」のクルマとOEM車とで、異なるポイントはありますか?

 フロントのデザインなどが多少異なるものもありますが、エンブレム以外は基本的に同じで、価格もほとんど差はありません。ただ海外ですと、たとえばトヨタさんは中・高級モデル、当社は入門モデルというブランドイメージを考慮して仕様を変えることで、日本よりも価格差が大きくなる場合があります。

――今後、ダイハツによるOEM車の供給は増えるのでしょうか?

 今後も増え、いま以上に当社のなかで重要な位置を担うと考えています。たとえば当社のコンパクトカー「ブーン」とトヨタ「パッソ」は、トヨタさんが開発し、ダイハツが製造するという体制でしたが、2016年4月発売のモデルからは、当社で開発から生産まで担うようになりました。OEM車の台数が増え、その品質やノウハウを認めてもらったからです。

※ ※ ※

 ダイハツの担当者によると、「今後、自動運転など先進技術の開発をトヨタさんらと共同で行い、それをカスタマイズして当社のクルマに搭載していくことも視野に入れています」とのことです。

【了】
提供:乗りものニュース

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Writer: くるまのニュース編集部

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