2023年12月8日から11日にかけ開催された「OSAKA MOBILITY SHOW 2023（第12回大阪モーターショー）」には、日本全国から様々なモデルが出展しました。
　
　こうした多くの出展モデル中でも注目を集めていたのが、ホンダブースで展示されていた新型「アコード」でした。

　アコードはホンダが長年に渡って展開する老舗ブランドで、今回展示された新型アコードで11代目となります。

　海外ではすでに販売を開始していますが、国内では2024年春の発売を予定しています。

　2023年11月に愛知県で開催した「名古屋モビリティショー2023」で国内初公開されましたが、大阪で展示するのは今回の大阪モーターショーが初めてです。

　新型アコードは、国内のホンダ車をけん引するフラッグシップセダンとして展開され、外観のデザインはスラリとしたノーズとフロントウィンドウから滑らかに弧を描いたスタイルが印象的です。

　さらにフロント部分には、フルLEDの薄型ヘッドライトや横一文字のテールライトを装備し、スポーティなデザインになっています。

　一方、車体の全高は決して高くなく、近年人気のSUVスタイルとは異なり「セダンらしいセダン」といった雰囲気に仕上がっています。

　パワートレインには2リッターの直噴アトキンソンサイクルエンジンと新開発の高出力2モーターを組み合わせたハイブリッドシステム「e：HEV」を搭載。

　また、最新の運転支援システム「ホンダ センシング 360」を国内初採用しており、ホンダらしい優秀な走行性能を発揮します。

　また、車内には10.2インチフルグラフィックのバイザレス液晶メーターや、11.5インチ相当の大型ヘッドアップディスプレー、それに12.3インチのHonda CONNECTディスプレーを採用。このHonda CONNECTディスプレーには、ホンダ車として初めてGoogle機能を搭載しています。

　先進的な機能も多数採用した新型「アコード」について、会場のスタッフに来場者の反応を聞いたところ、次のように話します。

「名古屋モビリティショーから引き続き、高い評価を受けられました。

　特に歴代のアコードを所有していた人から評判が良く、多くの先進技術を持ち、かつデザインにアコードらしさがあって素晴らしいと納得の声をいただきました」

　国内市場からはすっかり数を減らしたセダンタイプですが、新型アコードはそんな中でも確かな存在感を示しそうです。

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　アコードはホンダが1976年に発表し、以来約40年に渡って生産されているロングセラーモデルです。

　かつてはハッチバックやステーションワゴン、2ドアクーペなど様々なボディタイプをラインナップし人気を博していた時代もありましたが、日本では2020年2月に発売を開始した10代目が早々に2022年9月で生産を終えており、この新型モデルで再び復活を果たすことになります。

　なお2024年1月12日から14日に開催するカスタムカーイベント「東京オートサロン2024」では、純正アクセサリーでカスタマイズした「SPORTS LINE」を展示する予定です。