ホンダの新型「SUV」が200万円ちょっとで買える!? 安さが魅力の新型「WR-V」装備はどう? 若者にウケるのか?
ホンダは新型「WR-V」を2024年3月に発売します。新型WR-Vは209万8800円から248万9300円という、全グレードが250万円以下という価格設定がウリのひとつですが、若者からはどう評価されるのでしょうか。
低価格が“ウリ”の新型「WR-V」ってどんなモデル?
2023年12月末にホンダは新型SUV「WR-V」を発表しました。発売は2024年3月22日を予定しています。
新型WR-VはホンダのエントリーSUVとして投入されることになるのですが、その特徴のひとつとなるのが“とっつきやすい価格”でしょう。
もっとも安いグレードは209万8800円(消費税込)という価格で販売されることになり、若者でも手が届くのではないでしょうか。
このエントリーSUVが販売されたら、どのような評価を受けるのでしょうか。
昨今、クルマの価格が高騰しているなか、新型WR-Vはトップグレードでも248万9300円という250万円を切る価格設定とし、多くの人がリーズナブルと感じるはずです。
軽自動車でも200万円近い価格となっており、200万円+αで普通車のSUVが狙えるというのはお買い得感が強いと言え、新型WR-Vではとくに「Z世代」と呼ばれる20代から30代の若者をターゲットとしています。
ただし、単純に安くても中身が伴っているかどうかというのが大事なところ。
新型WR-Vの装備を見てみると、先進の安全運転支援システム「ホンダセンシング」は全グレードで標準装備となっていて、法規対応で必要な運転支援システムはもちろん、ACCや先行車発進お知らせ機能、オートハイビームなど、運転をより快適にする機能も全グレード標準で備わっているのはうれしいポイントです。
そして、フルオートエアコンやリアベンチレーションといった快適装備がグレード間で差がないのも驚かされます。
ただ、シートヒーターが用意されていないところには不満を抱く人もいることでしょう。
価格帯やSUVというジャンル的にもライバルはトヨタ「ヤリスクロス」となってくると思われますが、ヤリスクロスはシートヒーターの用意があり、今や軽自動車でもシートヒーターの装備は広まっているので、多くの世代で必須の装備となっている点を考えると、販売現場では懸念されるポイントかもしれません。
うれしいポイントで言えば、コンパクトなボディサイズであるのにも関わらず、荷室容量が458リットルと大きいことです。この荷室容量は、クラス上のSUVにも匹敵するレベルと言えます。
また、コンパクトなボディサイズも関係していますが、運転のしやすさも大きなポイント。SUVらしく高いアイポイントで視界が良く、前方見下げ角を大きくして前方の距離感を掴みやすくする工夫もされています。
それでいてステアリングやペダル類の配置を工夫し、セダンライクな運転姿勢となるように設計されているので、長時間運転時の疲労度の少なさにも期待が持てます。
ボディサイズと運転のしやすさ、荷室の利便性に関しては、ワガママな要望を上手く取り入れていると言えるのではないでしょうか。
新型WR-Vは1.5リッターガソリンのみでハイブリッド仕様が用意されていないことをネックに思うかもしれません。
エントリーグレードの燃費性能は16.4km/Lと、ヤリスクロスのガソリン仕様(20.2km/L)からやや劣る形となり、この辺りはウィークポイントとなる可能性も否定できません。
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充実した装備に対してリーズナブルな価格、コンパクトなボディサイズで運転がしやすさ新型WR-Vは若者にもウケることでしょう。
価格に対して質感が高いとの評価もあり、そのあたりもきっと若者の感性に響くのではないでしょうか。
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