なぜ「羽田空港」の駐車場は激混み? 平日も長時間「満車」が続く理由は? 確実に駐車する方法はあるのか
空港駐車場の予約はハードルが高い?長期利用は特に早めに
空港駐車場が混雑している理由は、やはりコロナが明けて人々の移動が戻っていることが第一に挙げられると思います。
しかし、筆者が調べてみたところ、ほかにも理由があることが判明しました。
それは、羽田空港の場合、以前は空港の周辺に点在していた民間駐車場が大幅に閉業していること。
さらに営業はしていても時間短縮されていたりという状況もあります。
特に時間が不安定な国際線利用者は駐車を断られることもあるようです。
営業時間短縮となると有人駐車場では入出庫できる時間も限られてしまい、利用しにくい実情もあるでしょう。
また、夜10時を過ぎるなど深夜時間帯の出入りは「駐車料金+手数料」が高額に設定している業者も多いようです。
対して空港の公式駐車場はほぼどこでも24時間入出庫が可能で時間によって料金が変わることはありません。
羽田空港にある5か所の公式駐車場のうち、P1以外は予約が可能です。
もちろんすべてが予約制ではなく、P2では2315台のうち396台、P3は2449台のうち226台が予約エリアとなります。
また、予約をする場合は別途予約料金としてP2-P4は1000円、P5は1400円が必要です。
駐車場に入るのに時間がかかって飛行機に乗り遅れてしまっては大変なので、予約ができると安心なのですが、実際は羽田空港駐車場の予約はかなりハードルが高い現実もあります。
理由は、例えば1週間クルマを駐車場に置く場合、出発日(入庫日)だけを予約すればいいわけではなく出庫日までのすべての日の予約が必要となります。
1月8日から15日まで駐車する場合、1月13日だけ満車だと期間中の予約ができないことになります。(その日だけクルマを出すことができれば別ですが…)
「出発日だけ予約すればいい」と勘違いしてしまいそうですが、全日の予約が必要です。
羽田空港では駐車場によりますが1-2か月前から予約が可能なので、心配な人は出発する日にちが決まったらすぐに予約をすることをお勧めします。
いっぽう、「予約ができなかった!」という場合でも悲観しなくて大丈夫です。過去の混雑状況の履歴を見てもわかりますが、1日15時間満車状態が続いている日であっても、深夜から早朝にかけては空車となっています。
満車になりそうな時間帯を避けて早めに入庫すればまず停められないことはないでしょう。深夜でも早朝でも動けるのがクルマ移動の便利なところです。
駐車料金は1日(駐車後24時間を1日として計算)の最大料金(1500円02100円)として計算されるので、駐車料金が大きく変わることもないでしょう。
余裕をもって早めについていれば何かと安心です。なお、第1・第2ターミナルの国内線エリアの開館時間は原則5:00-24:00、第3ターミナルは24時間開館しています。
Writer: 加藤久美子
山口県生まれ。学生時代は某トヨタディーラーで納車引取のバイトに明け暮れ運転技術と洗車技術を磨く。日刊自動車新聞社に入社後は自動車年鑑、輸入車ガイドブックなどの編集に携わる。その後フリーランスへ。公認チャイルドシート指導員として、車と子供の安全に関する啓発活動も行う。
昔民間の駐車場を借りた事があります。ちなみに羽田の駐車場より安くて、ドアtoドアで引き渡しができるからとても良かったと思う。後は、電車とかYCATからのリムジンバスとか。
実はあまり使った事ない