トヨタに激レア「2人乗り小型バン」存在!? 見た目は「よく見るクルマ」だけど…! どんな特徴あった?

トヨタに「凄い珍しい2人乗りバン」がありました。どのようなモデルだったのでしょうか。

すごい珍しいバン仕様

 トヨタの商用バンと言えば「ハイエース」「タウンエース」「プロボックス」「ピクシス」がありました。
 
 実はこれら以外にも希少な2人乗り仕様のバンが存在していたようです。

まさかのJPN TAXIには、特装車であるバン仕様が用意されていた(画像はベースとなる「和」)
まさかのJPN TAXIには、特装車であるバン仕様が用意されていた(画像はベースとなる「和」)

 仕事で活躍する商用バン。軽自動車サイズから全長5m級など様々な大きさが存在します。

 一般的にボディタイプとしては、ハイエースのようなボックス型やプロボックスのようなワゴン型が主流です。

 そんな中かつてトヨタにはどちらでもないタイプが存在しました。

 それが「JPN TAXI(バン仕様)」です。

 2017年にデビューしたJPN TAXIは、それまで使用されていた「クラウンコンフォート」の後継にあたるタクシーモデルとして、ロンドンタクシーをモチーフにしつつ日本らしさを取り入れたクルマです。

 キャッチコピーとして「次の日本に、いらっしゃいませ。」があるように、2020年の東京オリンピックに向けて次世代タクシーとして開発されました。

 トヨタが展開するタクシー車両としては、JPN TAXIは約20年ぶりの新型車両として登場。開発にあたってはタクシー会社はもちろん、タクシードライバーからの意見を取り入れたということもあり、大きく注目を集めました。

 JPN TAXIは乗用車であるコンパクトミニバン「シエンタ」がベースとなっており、従来のセダンにはなかった車内の快適性と車内空間が大幅に向上されました。

 ボディサイズは全長4400mm×全幅1695mm×全高1750mm。後部座席ドアの開口部はシエンタよりも大きく設計され、加えて電動スライドドアを採用し、乗り降りをしやすくしています。

 そのほかにも、専用設計のサスペンションを搭載し、耐久性も向上。また、交換可能な3分割バンパーなど、メンテナンスや修理に費用がかからないようなコスト削減も図られています。

 燃費も19.4km/L(JC08モード)と従来のセダンモデルと比較して大幅に向上しているなど、タクシーとしての使い勝手も良く、しっかりと業界からの意見が反映されていることがうかがえます。

 発売から約5年が経過した現在、首都圏で見かけるタクシーのほとんどがJPN TAXIとなり、その導入台数は多くのシェアを集めている一方で、ベースとなる乗用車の「シエンタ」が使用されることも少なくありません。

 また、地方ではまだまだクラウンコンフォートが活躍していることも多く、個人タクシーではまだまだ「クラウンアスリート」なども見受けられます。

 そんなJPN TAXIには、特装車であるバン仕様が用意されていました。

 通常の「和」グレードをベース車両とし、運転席と助手席の2人乗りです。

 通常であれば利用客が座る後部座席を無くして、フロア補強することで、最大積載量は200kgの4ナンバー登録となります。

 また、タクシーということからLPGガスを使用したクルマということにもなり、燃費の向上等も見込めることから、営業車や配送業車などとしての利用が見込まれるモデルです。

 SNSでは「JPN TAXIにバン仕様なんてあったんだ」「走ってるの見たことない」「どんなクルマか気になる」などのコメントが寄せられており、あまり見慣れないモデルとも言えるかもしれません。

 JPN TAXIのバン仕様について、首都圏のトヨタ販売店担当者は、次のように話します。

「バン仕様については、数年前に用意されていましたが、弊社では過去にもお取り扱いがありません。

 特装車として用意されているクルマですが、現在では取り扱いがないのではないでしょうか。

 もちろん商用車としての利用がメインとなってくるモデルになりますが、LPG車ということもあり、通常の『プロボックス』などと比較して使い勝手が良くない地域もあるかもしれません」

 また、関西圏のトヨタ販売店担当者は、次のように話します。

「バン仕様はベースグレードから仕様を変更した特装車です。特装車は、お客様から依頼があった際に製作するというものです。

 過去には作っていた会社がありましたが、現状はお取り扱いがありません。かなり珍しいモデルになると思います」

※ ※ ※

 最近では街中の至るところで見かけるJPN TAXIですが、そのバン仕様はほとんど見かけることはありません。

 ちなみに、欧州などでは「ランドクルーザー」や「ヤリス」のバン仕様などもラインナップされており、日本よりもバンのバリエーションは豊富なようです。

【画像】「えっ…!」これも珍しい「トヨタ車」 イエロー&グリーンの実車を画像で見る!(47枚)

意外と多い救急車のヒヤリハット! その原因とは?

画像ギャラリー

【NEW】自動車カタログでスペック情報を見る!

新車不足で人気沸騰! 欲しい車を中古車でさがす

最新記事

コメント

本コメント欄は、記事に対して個々人の意見や考えを述べたり、ユーザー同士での健全な意見交換を目的としております。マナーや法令・プライバシーに配慮をしコメントするようにお願いいたします。 なお、不適切な内容や表現であると判断した投稿は削除する場合がございます。

メーカーからクルマをさがす

国産自動車メーカー

輸入自動車メーカー