ホンダが斬新な新型「2輪車」発売! 復活の「モトコンポ後継機」実車展示で話題!? モトコンパクト発売は?

日本での発売はある? モトコンポの再来は期待出来るのか?

―― 日本でもジャパンモビリティショーに展示されるなどして大きな反響がありました。公式には「日本での販売はなし」とされています。ホンダが正規のルートで輸入し、日本でモトコンパクトを販売する可能性はないのでしょうか。

 今の段階で言えることは「可能性はゼロではない」ということです。

 2023年7月に日本で電動小型モビリティに関わる法改正が行われ、新たに「特定小型原付」というカテゴリーができました。

(※規定のサイズ内に収まり、緑色ランプなどの保安部品やナンバープレートを装着(自賠責保険含む)し最高時速20km以下であることを必須条件として免許不要、ヘルメット不要で車道を走ることが可能。時速6km以下なら「特例特定小型原付」として歩道走行も可能に)

モトコンパクトを日本で販売するとしたらこの基準に合わせた仕様として保安部品を装備するなどして販売することになると思われます。それほど難しいことではないと思っています。

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米国ホンダ パーツ&アクセサリー マーケティング マネージャーの山田遼さん(Photo:Jihun Kim)
米国ホンダ パーツ&アクセサリー マーケティング マネージャーの山田遼さん(Photo:Jihun Kim)

 さて、日本での販売が楽しみなところですが、実は並行輸入で日本での販売を試みているホンダ車を専門とするパーツ業者さんがいます。

 現在、どのような状況なのでしょうか。MITA Motorsportsのペレズさんに聞いてみました。

「当社MITA Motorsportsはホンダの古いモデルの部品も製造しており海外へも輸出しています。

 モトコンパクトに関しては、まずは日本への輸入を目指しています。その後、日本の保安基準に適合するよう必要な部品の追加を開始する予定です。

 何よりも重要なのは、モトコンパクトの出荷と受け取りに集中することだと考えています。

 公道合法化キットはその後になりますね。現在、フロリダで1台の確保を試みています。

 ホンダのディーラーと連絡を取りながら進めています。バッテリーの件もあり最大の困難は輸入方法ですが、解決策が見つかるかもしれません。ただし、この方法をしっかりとテストしない限り、何も確約できません。

 価格については現在の日米の為替レートの変動があり、販売価格を明確にすることが難しい状況です。

 アメリカの消費者に販売されている$1000USDよりも、間違いなく高くなる見込みです。

 輸入手数料や輸送費も考慮する必要があります。スケジュールとしては、2024年1月に最初のユニットをアメリカから出荷する予定です」

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 とにかく最初の1台を日本に輸入したいと語るペレズさん。日本のナンバーをつけて公道を走る日が楽しみです。

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Writer: 加藤久美子

山口県生まれ。学生時代は某トヨタディーラーで納車引取のバイトに明け暮れ運転技術と洗車技術を磨く。日刊自動車新聞社に入社後は自動車年鑑、輸入車ガイドブックなどの編集に携わる。その後フリーランスへ。公認チャイルドシート指導員として、車と子供の安全に関する啓発活動も行う。

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