昭和の「薪バス」が走った! 煙モクモクな“激レア代燃車”復活に「動く文化遺産」興奮と感動の声 どんなクルマ?
「動く文化遺産だ!」走る三太号に興奮の声
三太号の始動は10年ぶりといいます。動画の冒頭では、副整備長が「成功率は……40%ぐらいかな」と不安をもらす場面も。
エンジンを動かそうと、神奈中の整備士がバス後方部にある薪を燃やすカマで、着々と準備を進めます。
カマの薪に火がつき煙が上がると、手動の送風機でカマに空気を送り込み、燃焼ガスがエンジンに来ているかなど細かく確認。代燃車が動き出す過程や内部すみずみまで、貴重な光景が見られます。
動画の前編では、試行錯誤を経てエンジン始動に無事成功。
後編では、三太号を営業所の広い駐車場に運び、エンジンの準備やアイドリングを経て、見事走行することに成功。素朴なエンジン音をとどろかせながら敷地内をゆっくりと一周し、バックの車庫入れも披露しました。
前出の担当者は、動画の反響について次のように話します。
「反響の大きさにびっくりしています。コメント欄には、代燃車が実際に走行していた当時の思い出などをたくさん投稿していただき、非常に楽しく拝見しております」
動画を見た人からは「今も残されているのすごい」「戦時中の木炭バスだ! レトロで貴重すぎる」と驚きの声が投稿されているほか、「復元の取り組みも動画として残したのも素晴らしい」「これ動く文化遺産」などの感動する声、「整備士さんの腕前にも感嘆」といった内容など様々な反響が集まっていました。
神奈中の公式YouTubeでは、今後も様々な動画を公開していくといいます。
「先般発表した新カラーバスのほか、EVバスや自動運転バス、連節バスなどまだまだ魅力的なバスがたくさんありますので、今後も動画を通じて神奈中の魅力を発信していきたいと思います」(前出の神奈中の担当者)
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