ホンダが“250万円以下”の新型SUV「WR-V」発売へ! インド生産車を初輸入!? 意外な車名の採用理由とは?
ホンダは、2024年春発売予定の新型「WR-V」の情報を特設サイトで先行公開しました。海外では別のモデルがWR-Vとして販売されているのですが、なぜ日本仕様もWR-Vと名付けられたのでしょうか。
生産国のインドと違う車名なの一体ナゼ?
ホンダは、新型コンパクトSUV「WR-V」を2024年春に国内で発売することを明らかにしました。
200万円台前半から買えるという、若者も手が届きやすい戦略的な価格設定となるようです。
新型WR-Vは、既成概念や固定観念にとらわれずに、より自由な発想で自分らしい生き方を表現する人々の思いに寄り添うクルマを目指して開発されました。
グランドコンセプト「VERSATILE FREESTYLER(バーサタイル フリースタイラー)」。「VERSATILE」は、多様なライフスタイルやニーズに適応できること、「FREESTYLER」は、さまざまな制約を乗り越え、自由に自分らしいスタイルで生きることをそれぞれ表現しているといいます。
エクステリアは、スタイリングから安心と信頼を感じられるようなデザイン。高く配置したベルトラインと厚みのあるボディ造形とすることで、力強さを表現。アウトドアが似合うコンパクトSUVに仕立てられました。
また、運転席は高いアイポイントによる見晴らしの良い視界と、セダンのような運転姿勢を両立。
全長4325mm×全幅1790mm×全高1650mmというボディサイズで、高さや形状を徹底的に突き詰めたフロントフードやスクエアな視界によって車両の感覚をつかみやすくするなど、初心者でも運転しやすいようなスタイリングを実現しています。
インテリアは、シンプルで水平基調のデザインとし、スイッチ類を中央に配置することで運転しやすい空間としたほか、1Lサイズのペットボトルが入るドアポケット収納や、スマートフォンが収納できるアームレストポケットなどを配置。
使い勝手の良さを追求するとともに、人が触れるパーツには柔らかな素材を使用するなど、人に寄り添うことを目指した内装を実現しました。
エンジンは、1.5リッターガソリンを搭載。駆動方式はFF(前輪駆動)です。
WR-Vの車名は、「Winsome Runabout Vehicle(ウィンサム ランナバウト ビークル)」の頭文字を組み合わせたもの。Winsomeには、「楽しさ」や「快活さ」の意味があり、このクルマと生き生きとした毎日を楽しんでほしいという思いが込められています。
実は、タイやインドネシアなどアジアでもWR-Vという車名のクルマが販売されているのですが、こちらは全長4m級の小型SUVで、日本の新型WR-Vとは別のモデルです。
2023年6月にインドで世界初公開された新型「エレベート」が、新型WR-Vとして日本に導入されます。
なぜ、日本仕様はエレベートという車名ではなく、WR-Vを名乗るのでしょうか。
ホンダによると、ユーザー調査したところ、エレベートよりもWR-VのほうがSUVらしさを感じられるという意見が多かったといいます。また、グローバル名のWR-Vを日本では使用していなかったこともひとつの理由とのことです。
ホンダは「CR-Vから始まって、その後のホンダのSUVブランドとして名称を統一しています」といい、ほかにも「HR-V(現在のヴェゼル)」や「ZR-V」など、「〇R-V」という車名のSUVを国内導入してきました。
新たなコンパクトSUVに、聞き覚えのある「WR-V」と名付けることで、ユーザーに認知してもらいやすくするという狙いがあるのです。
海外では「〇R-V」のホンダSUVがいくつかあり、3列シートSUVの「BR-V」(インドネシアやインドなどアジア)、フラッグシップSUVの「UR-V」(中国)、コンパクトSUVの「XR-V」(中国)といったモデルが販売されています。
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新型WR-Vはインドで生産され、日本に輸入されることになっています。「アコード」など海外生産のモデルと同じく、完成車検査は日本でおこなわれます。
なお、インド製のモデルを日本で販売するのはホンダとしては初めてだといいます。
ライズ・ロッキーの市場は荒らされないですね。
本来のWR-Vが欲しかった。