年末年始のドライバー必見! 「めちゃ怖い」!? 難関ルート「首都高」を安全に走る「方法」とは

東京都心などを走る「首都高」(首都高速道路)は、週末しか運転しないドライバーにとってはハードルの高い難関ルートのひとつです。こうした首都高を安全に走るために気を付けておきたい点を紹介します。

首都高発表の「事故多発地点」はベテランドライバーも要チェック!

 年末年始などの帰省やレジャーに向かう際、日頃は走らない道路を通行することが増えますが、そんなドライバーにとって、東京都心などを走る「首都高」(首都高速道路)は難関ルートのひとつといえます。
 
 首都高を通過する際、どういった点に気を付けて走れば良いのでしょうか。

首都高は短い区間にJCT(ジャンクション)や出入路などが複雑に続き、またこうした個所では突如として渋滞も発生することから、運転には十分な注意が必要です[画像はイメージです]
首都高は短い区間にJCT(ジャンクション)や出入路などが複雑に続き、またこうした個所では突如として渋滞も発生することから、運転には十分な注意が必要です[画像はイメージです]

 首都高の開通は1962年。最初の区間は、京橋から芝浦までの約4.5kmでした。

 その後1号羽田線、都心環状線、そして1964年秋開催の東京オリンピックに合わせ、4号新宿線などが相次いで開通。現在の総延長は337.8kmを誇ります。

 しかし都心部の路線は、急カーブ・短距離での合流・右側からの合流・連続分岐&合流などが各所にあります。

 1958年の基準(旧道路構造令)で設計された箇所も多く、路肩が狭い区間が全体の約4割・94.8kmも残っていて、首都高に乗り慣れたベテランドライバーでさえ、走る時は緊張するのではないでしょうか。

 このような線形となったのは、急ピッチに開通を急いだ時代背景のもと、住宅地を避けたことや、用地取得を可能な限り少なくするため、道路や川の上などの公共用地を利用して建設されたことなどがあります。

 さらに当時のクルマが、現在よりもはるかに性能が低かったなど理由も挙げられるでしょう。

 そこで首都高を管理する首都高速道路では、同社が運営するウェブサイト「首都高ドライバーズサイト」内で注意喚起を促すページを作成しています。

 2022年度における交通事故(物損事故+死傷事故)が多発している上位地点をマッピングした「事故多発地点マップ」により、どんな場所で事故が起こりやすいのかを明らかにしています。

 より多くのドライバーが通過する年末年始に向け、この事故多発地点マップ」より、特に注意したい地点をいくつか紹介します。

●渋滞・車線変更が頻発! 6号向島線下り「箱崎JCT」

 首都高屈指の複雑なJCT(ジャンクション)が箱崎JCTです。

 ひとつ西寄りの江戸橋ジャンクションで、都心環状線(C1)外回り・内回りからそれぞれ6号線方面に向かう車線が合流して4車線になって箱崎JCTへと至ります。

最大4車線の分岐と合流が重なることから、年間を通じて渋滞の多いポイントでもある首都高「箱崎JCT」[画像はイメージです]
最大4車線の分岐と合流が重なることから、年間を通じて渋滞の多いポイントでもある首都高「箱崎JCT」[画像はイメージです]

 ところがこの4車線の両端各1車線が「湾岸線(B)」方面、中央の2車線が「6号向島線」「7号小松川線」方面という配置であり、多くのクルマがセンターの2車線に入ろうと頻繁に車線変更することで、終日にわたって渋滞が発生するポイントとなっています。

 そしてこの箱崎JCTは、接触事故や追突事故が多発する地点でもあります。

 しかも江戸橋JCTから箱崎JCT間は急カーブが続くため、こちらにも注意が必要です。

【画像】「えっ…!」ベテランでも「緊張」! 複雑すぎる首都高を写真で見る(16枚)

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