えっ…なぜ「パトカー」に採用? 遭遇したらビックリ!? 意外過ぎるクルマ達が凄かった!
パトカーと言えば、トヨタ「クラウン」が採用されるイメージが強いですが、過去には意外過ぎるクルマもパトカーに採用されていました。
あの高級車も採用されていた・・・!未だ現役パトカーも
パトカーにはいろいろな車種が採用されています。
過去には意外なクルマがパトカーとして利用されていますが、一体どのような車種があったのでしょうか。
日本で本格的にパトカーが使用されるようになったのは昭和25年(1950年)のことで、アメリカ軍からオープンカーを譲り受けたのが始まりです。
またパトカーが白色と黒色のツートンカラーなのは、当時日本で製造されていたクルマのほとんどが白色で、パトカーと一般のクルマとの見分けがつかなかったため、パトカーの下半分を黒色にしたという経緯があります。
このツートンカラーは昭和30年(1955年)に全国で統一されました。
パトカーに関しては現在まで様々な車種が採用されていますが、一体どのようなクルマが使われていたのでしょうか。
意外なものや珍しいクルマをピックアップしてみました。
1.ポルシェ
1968年頃、「ポルシェ912」のパトカーが愛知県や神奈川県、京都府、静岡県の各府県に1台ずつ配備され、高速道路での交通取り締まりや警らなどで活躍していました。
神奈川県以外の3台はすでに廃棄処分となってしまいましたが、残りの1台は神奈川県警の元警察官の男性が譲り受けて修復し、現在も大切に使用しています。
また2023年11月19日(日)に大阪府大阪市で開催される「昭和レトロカー万博2023」の中では、このパトカー仕様のポルシェ912の「エンジン始動デモンストレーション」がおこなわれる予定です。
2.マスタングマッハ1
アメリカのフォード・モーター製のパトカーです。
昭和48年(1973年)6月にJA共済連栃木が栃木県警高速隊に寄贈したクルマで、約10年間にわたって高速道路での交通取り締まりに利用されました。
X(旧Twitter)の「栃木県警察交通企画課(公式)」アカウントによると、現在は栃木県運転免許センターに展示されており、一般の人でもその姿を見ることができます。
栃木県警ではほかにも日産「フェアレディZ」「GT-R」、レクサス「LC500」など高級なスポーツカーが寄贈されており、たびたび注目を集めています。
3.センチュリー
トヨタが誇る高級車「センチュリー」も実はパトカーとして採用されていました。
「愛知県警察広報課」のXアカウントでは、昭和43年(1968年)に撮影された、東名高速道路を走行するセンチュリーパトカーの写真が掲載されています。
同投稿には「こんな高級車がパトカーだったとは!羨ましい!!」とのコメントも添えられています。
4スカイライン
日産が1957年から製造しているスポーツタイプのクルマであり、初代から60年以上経過した現在も多くの自動車ユーザーから愛されています。
兵庫県警では平成13年(2001年)から平成19年(2007年)にわたって、高速隊の交通取り締まり用のパトカーとして利用していました。
当時パトカーを運転していた隊員は「ほかのパトカーと比べて、とにかく速く、どんな違反車両にも追いつけた」との思い出を語っています。
また神奈川県警では平成10年(1998年)9月に「R33スカイラインGT-R」のパトカーが配備されました。
このクルマはスカイライン生誕40周年を記念して生産された限定モデルであり、総生産台数が422台(うち警察車両は4台)と非常に貴重な車種です。
配備された4台のうちの1台は、四半世紀が経過した現在も神奈川県警第二交通機動隊が所有しています。
さすがに第一線は退いているものの、警察の各種イベントで目にすることができます。
※ ※ ※
パトカーは犯人の追跡や交通取り締まりなどの業務に携わる特性上、機動力の高い車種が選ばれる傾向にあります。
ポルシェやセンチュリーが採用されていたと聞くとビックリしますが、当時の車両性能を考慮すると採用できる車種が限られていたのかもしれません。
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