新しいのに「超レトロ」! 斬新すぎるトヨタ「クラシック」なぜ作った? 激レアモデルの意外すぎる「ベース車」の正体とは! 今からでも手に入る!?

5台しか存在しない「超レア」なカラーリングも!

 トヨタ・クラシックは外装のみならず、内装もメーカー純正ならでは高い完成度に仕上げられており、シートは本革張りでステアリングはウッド製、内装トリムには木目調パネルが奢られるなど、こだわり抜かれたインテリアもレトロな雰囲気を楽しめるものでした。

トヨタの市販車生産60周年記念車、トヨタ「クラシック」
トヨタの市販車生産60周年記念車、トヨタ「クラシック」

 またパワーユニットには、ベースのハイラックスに準拠した2リッターの「3Y-E」型ガソリンエンジンを搭載しています。

 前述のように、トヨタ・クラシックは約2年間で100台が受注生産され、生産数の少なさから現在では非常にレアなクルマとなっています。

 中でも100台中5台しか生産されなかったというブラック塗装のモデルはさらに貴重であり、中古車市場にもほとんど出回ることがありません。

 ちなみに、兵庫県神戸市にある「レストラン北野クラブ」では、この貴重なブラック塗装のクラシックを今も送迎用として利用しています。

 機会に恵まれた際は、極めてレアな限定車の乗り心地と美味しい料理を楽しみに、一度足を運んでみるのも楽しいかもしれません。

※ ※ ※

 このように、大手メーカーであるトヨタのクルマでありながら非常に珍しい存在といえるトヨタ・クラシック。

 実際に中古車販売サイトを調べてもごく少数しか出回っておらず、程度次第ですが500万円以上するものも見られるなど、今でも新車当時と同様に高額を保っています。

 しかし、本格的なクラシックカーは高価で維持に手間が掛かるものですが、トヨタ・クラシックのようなパイクカーであれば比較的新しい安全規格で作られており、日常生活でも乗りやすいのが特徴です。

 もしトヨタ・クラシックを「欲しい!」と思うのであれば、探す手間と相応の金額を覚悟しつつ、納得のいく一台を根気よく探し出してみてはいかがでしょうか。

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Writer: 大西トタン@dcp

(株)デジタル・コンテンツ・パブリッシング所属の編集者・ライター。幼少期に父親と一緒に灯油でエンジンのプラグを磨いたのをきっかけに車好きになる。学生時代はレーサーを目指しカートに挑むも挫折。現在は磨いた腕と知識を武器に自動車関係の記事をメインに執筆。趣味は週末に愛車フリードでのグルメ自販機巡り。

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