「最も多い」&「最も反則金が高い」交通違反って何? 始まった“秋の交通安全運動”で気をつけたい速度違反を抑えて「めちゃ捕まってる」違反とは
反則金が最も高い違反は”4万円”?
交通違反をした場合、状況に応じて白色、青色、赤色の3種類の切符を切られます。
なかでも青切符は、比較的軽微な違反に対して切られるものです。「交通反則通告制度」が適用されていることで、刑罰の代わりに反則金を納付しなければなりません。
では反則金が最も高い違反は何が挙げられるのでしょうか。
普通車の場合だ、3万5000円が最も高額で、「速度超過35キロ以上40キロ未満(高速道)」の速度違反、積載物超過違反については「10割以上の超過」が該当します。
このほか「携帯電話使用等(保持)違反」も普通車で1万8000円と高額です。
携帯電話使用等(保持)違反は、運転中にスマートフォンなどの使用や画像を注視するなどを行うなどの行為を指し、2019年12月に罰則が強化されたことで普通車では反則金6000円だったところ金額が改正されました。
ちなみに、携帯電話等の使用によって事故を起こすなど「携帯電話使用等(交通の危険)」に該当した場合は、反則金制度は対象外となり、罰則として1年以下の懲役または30万円以下の罰金となります。
なお、反則金のなかでは大型車の「速度超過35キロ以上40キロ未満(高速道)」と「積載物重量制限超過(5割以上10割未満)」の4万円が最も高額な額です。
※ ※ ※
交通ルールを遵守することはもちろんですが、改めてこれまで解説した違反について自身や周囲の運転を振り返って見ても良いかもしれません。
警察が社会に対して合理的に違反を取り締まっていると思ったら大間違い。自分たちの業績評価となるノルマを達成するためだけで、交通事故を本質的に減らすためとか、交通事故などの損害が最小化されるような違反を取り締まるようにはしていない。そもそもそういう分析さえしていないから、何を取り締まるともっとも国民の損害を減らすことになるかという視点などないことがわかる。
単純に形式的な違反が取り締まれて、「違反は違反」という社会的に意味のない違反が、取り締まりやすいということを理由に取り締まられている。それを放置しているのは、日本人がバカなんだからだと思う。
まともに考えれば、税金で取り締まっているんだから、国民がもっとも経済的損害が少なくなるように違反を取り締まるべきであることは当たり前なのに、それができていない日本ってのは、かなりアホな国民なんだろうなって思う。