「最も多い」&「最も反則金が高い」交通違反って何? 始まった“秋の交通安全運動”で気をつけたい速度違反を抑えて「めちゃ捕まってる」違反とは
2023年9月21日から30日まで秋の交通安全運動が行われますが、交通違反のなかで最も多い違反は何でしょうか。また、反則金が最も高い違反は何でしょうか。
「めちゃ捕まってる違反」とは?
2023年9月21日から30日まで、秋の交通安全運動が行われます。
この時期は日没が早まることで交通事故が増える傾向にあるため、より一層身を引き締めて安全運転に努めなければなりません。
警察庁の資料によると、2022年の交通違反の検挙総数は614万1535件と、絶えず交通取り締まりが行われていることが分かります。では、交通違反のなかで最も多いものは何でしょうか。
上記の検挙総数614万1535件のなかで最も多かった違反は「一時不停止」で、146万6131件でした。
2021年も一時不停止が最も多い交通違反でした。
一時停止をする上でのポイントについて、千葉県の交通課担当者は以下のように教えてくれました。
「一時停止を行う際、何秒止まったら良いという決まりはありません。あくまで停止線でしっかり止まって、左右を確認し歩行者などが来ていないことが分かったら通行してもらうようお願いします。
ドライバーのなかには、ブレーキを踏んだらすぐに止まったと思う人が多いですが、クルマも機械なのですぐに止まるわけではありません。
必ずタイヤと車体が完全に止まったことを確認してから通行するようにしましょう」
また、一時停止時に気をつけたほうが良いポイントについては、「脇道から大きい道路に出る時も一時停止をするようにすると良いでしょう。標識がなくても死角になっていたり、見えにくかったりする場所も一旦止まって左右を確認しましょう」と、話します。
続いて、一時不停止の次に多かったのは「最高速度違反」、いわゆるスピード違反で93万2260件でした。
3番目に多かったのは「放置違反金納付命令件数」で、69万8533件でした。
駐車違反をすると、クルマに「放置車両確認標章」と呼ばれるいわゆる黄色いステッカーが貼られます。その場合、ドライバーは警察署などに出頭して反則金を納めなければなりません。
放置違反金納付命令は、上記の反則金の納付が認められない場合に、車両の使用者に対し放置違反金の納付を命じるといったものに該当します。
駐車が禁止されている場所に駐車することはもちろん避けるべきですが、うっかり駐車をしてクルマに黄色いステッカーが貼られた場合は、すぐに警察署に出頭し速やかに反則金を納める必要があります。
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2022年は「一時不停止」「最高速度違反」「放置違反金納付命令件数」の3つが件数の多かった違反でした。
では、交通違反の中で“反則金”が最も高い違反は何なのでしょうか。
警察が社会に対して合理的に違反を取り締まっていると思ったら大間違い。自分たちの業績評価となるノルマを達成するためだけで、交通事故を本質的に減らすためとか、交通事故などの損害が最小化されるような違反を取り締まるようにはしていない。そもそもそういう分析さえしていないから、何を取り締まるともっとも国民の損害を減らすことになるかという視点などないことがわかる。
単純に形式的な違反が取り締まれて、「違反は違反」という社会的に意味のない違反が、取り締まりやすいということを理由に取り締まられている。それを放置しているのは、日本人がバカなんだからだと思う。
まともに考えれば、税金で取り締まっているんだから、国民がもっとも経済的損害が少なくなるように違反を取り締まるべきであることは当たり前なのに、それができていない日本ってのは、かなりアホな国民なんだろうなって思う。