クルマのリアガラスに付いている「謎の線」何のため? 無くても良いの? 使うのはいつ?
なぜ窓は曇るのか? クルマで重要な「外気導入」の賢い使い方とは
一般的に窓ガラスが曇るのは、空気中の水蒸気が凝結して水滴に変わる「結露」が原因です。
空気中に含むことのできる水蒸気の量は気温が高くなると増加し、気温が低くなると減少します。
例を挙げると、冬場はエアコンで車内が暖められて空気中に多くの水蒸気を含むことができますが、反対にフロントガラスは外気によって冷やされるので、その温度差によって結露が発生します。
そのため、冬場にデフロスター機能を使用する場合は車内の空気を循環させる「内気循環」ではなく、乾燥した外気を取り込む「外気導入」モードにすることが推奨されています。

ただし梅雨時期や雨のときは車内よりも外気の湿度が高く、外気導入をするとかえってガラスが曇ってしまう可能性があります。
そのため、エアコンと内気循環を併用して曇りをとるなど、その時々の状況に応じて対策を講じる必要があります。
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最近はバックカメラを搭載しているクルマが多いとはいえ、リヤガラスの曇り・霜によって後部が見えなくなるとバック時の駐車や周囲の状況確認に支障が出る可能性があります。
利用する場面に合わせながらリヤウインドウデフォッガーを活用してみると良いかもしれません。
Writer: 元警察官はる
2022年4月からウェブライターとして活動を開始。元警察官の経歴を活かし、ニュースで話題となっている交通事件や交通違反、運転免許制度に関する解説など、法律・安全分野の記事を中心に執筆しています。難しい法律や制度をやさしく伝え、読者にとって分かりやすい記事の執筆を心がけています。
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