4.5kmの「博士トンネル」ついに開通! クネクネ峠道の解消で昭和が近くに!? 新バイパスへの反響は
福島県の会津若松市・会津美里町と昭和村を結ぶ国道401号の「博士峠工区」が、2023年9月10日に開通しました。どのような反響があるのでしょうか。
冬期通行止めが解消
国道401号の「博士峠(はかせとうげ)工区」が、2023年9月10日に開通しました。どのような反響があるのでしょうか。
国道401号は福島県の会津若松市を起点とし、会津美里町、昭和村、南会津町、桧枝岐村、群馬県片品村を経由して沼田市に至る路線です。途中の福島・群馬県境にまたがる尾瀬の区間は分断されています。
会津若松市と昭和村は国道401号によって結ばれていますが、途中の博士峠は道幅が狭く、さらに急カーブや最大12%の急勾配があったりと、走りにくい山道が続きます。さらに冬期は通行止めとなるため、昭和村から会津若松市の病院へ救急搬送する際は大きな迂回を余儀なくされてきたといいます。
博士峠ではこれらの課題を解消するため、2013年度からバイパスや道路改良の事業が進められてきました。
博士峠工区の事業区間は、現在の山道の下を一気に通過する博士トンネル4503mと、現道を走りやすく改良する2.7kmなどを合わせた約7.5kmです。道路は幅員8m(トンネル部7m)、車道2車線で整備されています。
この博士峠工区や博士トンネルに対し、SNSなどでは「トンネルができて昭和村へアクセスしやすくなりますね」「昭和村まですごく近い!」「昭和村へ足を運ぶ人が多少でも増えて経済効果があればと期待したい」といった、昭和村が“近くなった”ことを歓迎する投稿が多くありました。
また、「冬場大変だったもんな」「博士峠はいつ行っても通行止めだったからこれは朗報」「このトンネルのメリットは大きい」「こういうことに税金使われるなら大賛成」など、冬期の通行止め解消や、それによる救急搬送の負担や所要時間が大幅に減ることを評価する意見も。
さらに、「力尽きた修士が転がってそう」など、博士峠という名前をネタにした投稿も散見されました。
学位が取れたら行きたいな。