「最も反則金が高い」交通違反は? 「納付しないと逮捕?」「警察のボーナス?」の噂は本当? 数百億円の意外な使い道とは
交通違反の反則金…納付しないままでいると…逮捕されることも?
そもそも反則金の制度は、ドライバーが違反点数3点以下の比較的軽微な交通違反をした場合に、一定期間内に反則金を納めれば刑事罰の対象にならずに事件が処理されるというものです。
もちろん取り締まりに納得できなければ反則金を納付しない選択もとれますが、納付しないままでいると刑事事件として出頭要請や取り調べなどを受ける可能性があります。
さらに反則金を支払わず、再三の出頭要請にも応じなかった場合、逮捕されてしまうケースも。

2023年9月には、原付バイクで一時不停止違反をして反則金5000円を支払わず、なおかつ再三の出頭要請にも応じなかった30代の男性を埼玉県警が逮捕したと報じられています。
もし、うっかり反則金の納付期限を過ぎてしまった場合には、すみやかに管轄の警察に連絡して取るべき対応を確認することが大切です。
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交通違反の反則金は、「交通安全対策特別交付金」として信号機や道路標識、カーブミラーなど、交通安全施設の設置・管理のために使われています。
このように反則金が役立てられているとはいえ、交通違反は事故の原因にもつながるため、日頃から安全運転を心がけましょう。
Writer: 元警察官はる
2022年4月からウェブライターとして活動を開始。元警察官の経歴を活かし、ニュースで話題となっている交通事件や交通違反、運転免許制度に関する解説など、法律・安全分野の記事を中心に執筆しています。難しい法律や制度をやさしく伝え、読者にとって分かりやすい記事の執筆を心がけています。
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