日産が「新型スカイライン」発売! 10年越し「NISMO」追加も 全面刷新は? 次期型で「クロスオーバー」復活あるのか
スカイラインSUVってどんな感じ? これがヒント? この先どうなる?
では、スカイラインのこの先はどのようになっていくと考えられるのでしょうか。
2021年に次期スカイラインの開発を中止するという報道があった際、日産自動車の星野朝子副社長は「日産自動車は決してスカイラインをあきらめません」との声明を出していることから、開発継続の意志はあるものと見られます。
ただ、「あきらめない」という表現を用いていることからもわかるとおり、次期スカイラインの開発は必ずしも既定路線とは言えないようです。
スカイラインと長年ライバル関係であったトヨタ「クラウン」は、2022年に4つのボディタイプを持つ新たなモデル群へと生まれ変わりました。
そのなかにはセダンもラインナップされてはいるものの、中心となるのはあくまでクロスオーバーSUVであり、「クラウン=セダン」という構図は消え去っています。
クラウンの事例を見ると、次期スカイラインもセダンではないボディタイプとなることは十分に考えられます。
その際の筆頭候補となるのは、やはりSUVです。
かつて北米で販売されていた「インフィニティ・EX」の日本版として「スカイラインクロスオーバー」が販売されていた過去がありました。
その一方で、日産では2030年までに19車種のBEVを含む27車種の電動車両を販売するとしていることから、次期スカイラインがBEV化もしくはハイブリッド化することはほぼ確実です。
こうした背景を考えたうえで最も現実的なプランと言えるのが、次期スカイラインが「アリア」のプラットフォームを用いたスポーティなクロスオーバーSUVとして登場するというものです。
スカイラインのDNAが「上質なグランドツーリングカー」であるとすれば、「セダン」であることや「純ガソリン車」であることにこだわる必要はありません。
むしろ、BEVの特長を活かしてさらに高いパフォーマンスを持たせることもできるかもしれません。
各市場におけるBEVの需要次第では、「e-POWER」を搭載したハイブリッドモデルとして登場する可能性もあります。
ただ、スカイライン(Q50)の主要市場であるアメリカにおいて、日産は2030年までにBEVのみでの電動化を予定していることから、やはりBEV化が本命と見られています。
いずれにせよ、現時点で日産から次期スカイラインに関する具体的なアナウンスはありません。
しかし、日産にとってスカイラインは単なるラインナップのひとつでないことは言うまでもありません。
星野副社長が「あきらめない」と宣言したスカイラインがどのようなモデルへと生まれ変わるのか、その答えが明らかになるにはもう少し時間が必要なようです。
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日産の誇るスーパースポーツカーである「GT-R」も長らくフルモデルチェンジが行なわれていません。
スカイライン同様に高いブランド力を誇るGT-Rも、次期モデルはやはり電動化が避けられないと言われています。
国産スポーツカー随一のパフォーマンスを誇るGT-Rが電気の力を得ることでどれほど進化するのか、多くのユーザーが注目しています。
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