日産が「新型スカイライン」発売! 10年越し「NISMO」追加も 全面刷新は? 次期型で「クロスオーバー」復活あるのか

日産「スカイライン」は、2013年の登場以来10年にわたってフルモデルチェンジを行なっていません。スカイラインはこの先どうなっていくのでしょうか。

現行モデル登場から10年…スカイラインはなぜフルモデルチェンジしない?

 日産を代表するモデルである「スカイライン」は、2013年の登場以来10年にわたってフルモデルチェンジを行なっていません。
 
 今回、10年越しに走りの「NISMO」を追加しましたが、そもそもスカイラインのフルモデルチェンジは行われないのでしょうか。
 
 そして、スカイラインはこの先どうなっていくのでしょうか。

スカイラインNISMOが登場したが…肝心なフルモデルチェンジは?
スカイラインNISMOが登場したが…肝心なフルモデルチェンジは?

 2023年8月8日、日産は「スカイライン」の高性能モデルである「スカイライン NISMO」を発表し、9月上旬に1000台限定で発売することを明らかにしました。

 また、特別仕様車の「スカイライン NISMO Limited」を2024年夏に100台限定で発売することもあわせて発表されています。

 スカイライン NISMOでは、専用チューニングによって最高出力と最大トルクが向上したエンジンを搭載するほか、内外装のデザインや足回りも専用のものが用意されています。

 現在ではめずらしくなった大排気量のスポーツセダンの登場に対して、インターネット上では多くのユーザーが歓迎の声を見せています。

 一方、スカイライン NISMO Limitedの登場が2024年夏であるということは、少なくともそれまではフルモデルチェンジが行なわれないことを意味しています。

 現在販売されているスカイラインは2013年9月に登場しており、すでに丸10年が経過しています。

 複数回のマイナーチェンジによって現代的にリフレッシュされてはいるものの、いたるところに古さが見え隠れしているのも事実です。

 では、なぜ日産はここまでスカイラインのフルモデルチェンジを行なってこなかったのでしょうか。

 この点については、いくつかの視点から考えることができます。

 ひとつは、日産の経営方針の問題です。

 2010年に電気自動車(BEV)の「リーフ」を発売した日産は、自動車メーカーのなかでも特に電動化に熱心なメーカーでした。

 ただ、BEVの開発には多額の費用を要することに加え、この10年の日産の業績も決して好調ではなかったことから、スカイラインのフルモデルチェンジの優先度を下げざるを得なかったと見られます。

 もうひとつは、セダンそのものの需要が低迷していることです。

 かつては「クルマの基本形」とされていたセダンですが、現在ではSUVがその座を奪い取っており、セダンは影を潜めてしまっています。

 そもそも、現行のスカイラインは北米などで販売されているインフィニティ「Q50」の日本仕様とも言えるモデルです。

 その北米市場でもセダンの需要は下がっており、フルモデルチェンジを積極的に検討することは難しい状況となっています。

 一方、1957年の登場以来60年以上にわたって国内外で愛され続けているロングセラーモデルだけに、安易にその歴史に幕を閉じてしまうことが得策でないことは自明です。

 こうしたいくつかの事情が重なり合った結果、スカイラインはフルモデルチェンジを果たさずに現在に至っていると言えます。

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