「東名~環2」を直結! ららぽーとにも行ける横浜「羽沢池辺線」計画が少しずつ進行中 起点は環2の「謎カーブ」

横浜市内で、環状2号線から北へ延びる都市計画道路「羽沢池辺線(羽沢・菅田地区)」の事業が少しずつ進んでいます。

環2から東名・港北NT方面が便利に

 横浜市で、都市計画道路「羽沢池辺線(羽沢・菅田地区)」の事業が少しずつ進んでいます。どのような計画なのでしょうか。

立体交差ランプの用地を避けてカーブを描く環状2号線の側道(国土地理院の空中写真に編集部が矢印を追加)
立体交差ランプの用地を避けてカーブを描く環状2号線の側道(国土地理院の空中写真に編集部が矢印を追加)

 羽沢池辺(いこのべ)線は、横浜市の神奈川区羽沢南二丁目から都筑区池辺町に至る延長約5kmの道路です。

 具体的には、環状2号線の羽沢横浜国大駅付近から北へ進み、鴨居駅の東側を通過し、緑産業道路や池辺市ヶ尾線と接続します。横浜市を支える道路網「3環状10放射道路」のうち、放射道路の1つを構成します。

 これにより環状2号線から大規模商業施設「ららぽーと横浜」や東名・横浜青葉IC付近までが1本の道でつながるほか、港北ニュータウン方面へのアクセスも強化されます。

 このように完成すれば便利な道路になりそうですが、羽沢池辺線は現時点で、ららぽーと横浜付近のごく一部しか開通していません。

 現在、整備事業が進んでいるのは、環状2号線から鴨居駅手前の山下長津田線(緑区鴨居町)に至る延長3150mの「羽沢・菅田地区」です。

 道路の幅員は32mです。環状2号線との接続は高速道路のICのような立体交差になる計画で、環状2号線の側道で不必要にカーブを描く箇所があるのは、この立体交差の空間を確保するためです。

 また、付近の細い道(六道辻橋)も羽沢池辺線と立体交差することを見越して、まだ下に何も通っていませんが橋の形で造られています。

 このほか計画では、途中で交わる主な市道3本のうち2本は立体交差となります。

 羽沢・菅田地区の事業は1993年3月に始まっており、2022年3月時点の用地取得率は86%、事業進捗率は44%です。

 2022年には重要物流道路に指定され、2023年度には新たに国からの補助予算(2600万円)も付きました。

 羽沢・菅田地区の工事は、2030年まで続く見込みです。

【画像】羽沢池辺線の計画ルートと「ほぼ高速IC」な環2接続部の完成イメージを画像で見る(7枚)

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2件のコメント

  1. その前に第三京浜羽沢出口と環2を直接つなげてくれ。あそこをつながないまま横浜新道を一方的に有料化してしまった現状は国民の不利益になり憲法違反だろ。

    • そうですね。
      入り口のみ繋がっていておかしい。
      高速ではないのに、高速と同じ料金体系に上げた第三京浜道路と横浜新道もおかしいのでは?

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