昔のクルマに付いてた「謎のタバコマーク」何の意味? 今の若者は知らない?面影残る装備とは
さまざまな機器に電力を供給できる「アクセサリーソケット」は、現在ではほとんどすべてのクルマに備わっています。一方、一部のユーザーはこれを「シガーソケット」と呼ぶことがあります。そこにはどんな違いがあるのでしょうか。
「アクセサリーソケット」と「シガーソケット」、その違いは?
現在新車で販売されているクルマのほとんどには、「アクセサリーソケット」と呼ばれる装備が備わっています。
一方で一部ユーザーからはこれを「シガーソケット」と呼ぶことがあります。そこにはどんな違いがあるのでしょうか。
アクセサリーソケットは、対応する機器のプラグを挿入することで電力を得られる給電のための装備で、乗用車の場合、12Vの電圧と10Aの最大消費電流を持っていることが一般的です。
給電のための装備という意味では、USBソケットも同じ役割を持っています。
一方、アクセサリーソケットはUSBソケットよりも大きな電力を供給することができるため、クルマ用の掃除機や扇風機、冷蔵庫などといった機器へも給電することが可能であるという違いがあります。
そんなアクセサリーソケットは、一部のユーザーから「シガーソケット」と呼ばれることがあります。
「シガー」とは「タバコ」を意味する言葉ですが、特に若いユーザーには、なぜアクセサリーソケットがタバコを指す言葉で呼ばれるのか、明確に説明できない場合があるようです。
両者の大きな違いは、シガーソケットにはタバコに火を付けるためのシガーライターが備わっている点です。
シガーライターは、通常時はソケットに挿入された状態となっています。
ソケットに深く押し込むとその数秒後に「ポン」という音とともに取り外せる状態となり、内部にある温められた電熱線によってタバコに火を付けることができます。
一方、アクセサリーソケットと呼ばれるものには、ホコリなどの侵入を避けるカバーなどをのぞけば、特に付属しているものはありません。
しかし、シガーライターを取り外したシガーソケットは、アクセサリーソケットとほぼ同じ機能を持っているため、多くの場合、両者は同じ意味で用いられています。
厳密に言えば、シガーソケットはシガーライターの熱に対する耐熱性を備えているなどの違いはありますが、電圧や内径に違いはありません。
ちなみに、アクセサリーソケットの内径は日本産業規格(JIS)によって21mmと定められています。
輸入車などではやや異なる場合もありますが、ほとんどの機器のプラグは多少の差に対応できるよう設計されているため、基本的には問題なく使用することが可能です。
ちがうちがう、シガーソケットとアクセサリーソケットは別物だ。シガーソケットは耐熱以外に、シガーライターが熱くなったら、バイメタルのロックが外れる機能も有る。アクセサリーソケットは、単なるケース的な構造だ。ちゃんと理解のうえ記載して欲しいな。