トヨタ新型「ランクル70」発売! 9年ぶりでも熱狂冷めず…なぜ日本で再々復活遂げた? 熱望されたワケ

新型70は「コアなアウトドアファン」もターゲットに?

 ただ、今回登場した70はワゴンボディのAT仕様のみに限定されており、MT仕様やピックアップトラック仕様も用意されていた2014年の再販モデルとはやや印象が異なります。

 その背景には、この10年でアウトドアが大きなブームとなっていることが関係しているようです。

 特に、「密」を避けることのできるキャンプや車中泊は、コロナ禍以降多くの人に注目を集めています。

 そうした流れのなかで登場した70は、コアなアウトドアファンもメインターゲットとしていると考えられます。

 そうなると、多くの人が扱いやすいワゴンボディとAT仕様で登場したことや、「昭和レトロ」な印象のフロントマスクとなったこともうなずけます。

「ランクルBASE」では40 × 70というレストアモデルも手掛けている
「ランクルBASE」では40 × 70というレストアモデルも手掛けている

 また、ランドクルーザーシリーズを生産しているトヨタ車体では、2023年1月にランドクルーザー専門店の「ランクルBASE」を愛知県刈谷市にプレオープンさせています。

 ランクルBASEでは、ランドクルーザーのカスタマイズやメンテナンスを手掛けるほか、オフロード体験イベントなども開催するなど、ランドクルーザーの情報発信基地としての役割を持っています。

 今回登場した70や250は、「ランクルBASE」とともに日本のランドクルーザーファンを盛り上げていくための起爆剤となることも期待されているようです。

 いずれにせよ、70をはじめとするランドクルーザーシリーズが世界中で高い評価を得ているのは、その高い信頼性に基づいていることは言うまでもありません。

 そのなかでも「古くて新しいクルマ」である70は、業務用途やレジャー用途を問わず、唯一無二の価値を持っている1台と言えます。
※ ※ ※

 70は、世界で最も長く生産を続けているモデルのひとつとされています。

 時代に合わせたアップデートは定期的に行われているとはいえ、40年近くにわたって基本構造を変えることなく販売され続けているのは、やはり、70の持つ底力があってのことと言えそうです。

【画像】なんだこれ…超カッコいい! 何が変わった?「ランクル70」がコレです!(50枚以上)

参加無料!Amazonギフト券贈呈 自動車DXサミット BYD登壇 最新事例を紹介(外部リンク)

画像ギャラリー

Writer: PeacockBlue K.K. 瓜生洋明

自動車系インターネット・メディア、大手IT企業、外資系出版社を経て、2017年にPeacock Blue K.K./株式会社ピーコックブルーを創業。グローバルな視点にもとづくビジネスコラムから人文科学の知識を活かしたオリジナルコラムまで、その守備範囲は多岐にわたる。

1 2

実績500万人超!お得に車売却(外部リンク)

新車不足で人気沸騰!欲しい車を中古車で探す

【NEW】自動車カタログでスペック情報を見る

【2025年最新】自動車保険満足度ランキング

最新記事

メーカーからクルマをさがす

国産自動車メーカー

輸入自動車メーカー