入ったら抜けられない人も!? 謎の「ぐるぐる交差点」どう走る? 導入の進む“珍”道路「ラウンドアバウト」はどこにあるのか探してみた

日本全国には、その地域に住む方以外には馴染みのない特殊な道路がいくつも存在します。そのひとつと言える「ラウンドアバウト」という交差点について、走行ルールとともに実際にどこに設置されているのかを、関東エリアの中から紹介します

“珍”道路「ラウンドアバウト」って何だ!?

 日本全国には、センターラインの位置が時間帯によって変わったり、一般道でありながら最高速度が時速80kmに設定されていたりと、その地域の住民以外には馴染みのない特殊な道路がいくつも存在しています。

 そのような珍しい道路のひとつとして、「ラウンドアバウト」という見慣れない交差点が挙げられます。

全国で導入の進むラウンドアバウト(画像は福岡県北九州市八幡東区にあるもの)
全国で導入の進むラウンドアバウト(画像は福岡県北九州市八幡東区にあるもの)

 ラウンドアバウトは「信号のない環状交差点」のことを指し、欧米諸国や東南アジアを中心に世界各国で採用されていています。

 近年ではこのラウンドアバウトが、日本でも一部地域から徐々に導入が進んでいます。

 本記事では、なかなか遭遇できないこのラウンドアバウトの走行ルールとともに、実際にどこに設置されているのかを関東エリアの中から紹介します。

 ラウンドアバウトの構造は、中央に円状の「島」が設けられており、その周囲をぐるっと囲むように「環道」と呼ばれる一方通行の車線が設けられています。

 そして、ラウンドアバウトに接続された複数の道から交差点に進入した車両は、この円状の道路をゆっくり走りながら、目的の方向の道路へと退出できるようになっているのです。

 第一に理解すべき点は、ラウンドアバウト内は絶対に「時計回り」で進まないといけないこと。

 そのため、進入時は必ず「左折」で入ることになります。

 ただしラウンドアバウトは、すでにラウンドアバウト内を走行しているクルマが優先車両になるので、ラウンドアバウトの進入口に付いたら必ず一時停止し、周囲の安全を確認してから進入してください。

 ラウンドアバウトに入ったら先述の通り時計回りで進み、退出したい道路が近づいたら左折の合図を出して、安全を確認してからラウンドアバウトから退出します。

 このように、通常の十字形の交差点と異なり円形のため初めて遭遇すると戸惑うかもしれませんので、事前にルールをしっかりと覚えておきましょう。

【画像】「えっ…!?」 どうやって通るの? これが「ラウンドアバウト」です(14枚)

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5件のコメント

  1. 元々交通教則に記載がありますが日本ではあまり見ませんね。
    パリで走った時はほとんどランナバウトで有名なのは凱旋門。ぼーつとしてると一日中出られません。
    日本では信号だらけだけど無駄な停止時間がないので意外と有効。日本でも五差路以上は必須。

  2. 茨城県の常陸多賀駅前ロータリーも、
    ラウンドアバウトがありますよ。
    ちゃんと取材してね。

  3. ラウンドアバウトは進入時には、ウィンカーは不要です。また、歩行者や環道内の車両がない場合は、一時停止も不要です。
    環道から出る際には、ウィンカーが必要です。

    • このたびはご指摘をいただき、誠にありがとうございます。
      修正いたしました。

  4. 必ず一時停止?
    徐行じゃなくて?

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