クルマに「謎のヨット」点灯、なぜ? 赤でも青でも要注意! 可愛いアイコンで気をつけるべき理由とは
クルマのメーターに表示される警告灯に「謎のヨット」のようなものがあります。実は非常に重要な意味を持っています。
クルマなのに「ヨット」?その警告灯の意味は?
メーターパネル内に表示される警告灯のひとつに「謎のヨット」のようなものがあります。
普段はあまり気にすることのないこの警告灯ですが、実は非常に重要な意味を持っています。
メーターパネル内に表示される警告灯には、直感的に理解しやすいシンプルなデザインが採用されています。
ただ、なかには一見しただけでは理解しにくいものもあります。
たとえば、帆を立てたヨットが波の上に浮かんでいるかのようなデザインの警告灯がそれにあたります。
結論から言えば、この警告灯はエンジンの冷却水の温度に異常があることを示すものです。
「帆を立てたヨット」は温度計、「波」は冷却水をイメージしており、この警告灯が青く点灯すると冷却水が低温であること、赤く点灯すると冷却水が高温であることを意味します。
一般的に、冷却水の温度は70度から100度程度が適正とされています。
なんらかの要因によって冷却水の温度がこの範囲内から大きく外れると、警告灯が青または赤に点灯して注意を促します。
警告灯が青く光った場合、特に異常がなければ、アイドリング状態を数分続けておくことで冷却水が適正温度まで上昇し、追って警告灯は消灯。
一方、警告灯が赤く光った場合には、ただちにエンジンを停止し冷却水およびエンジンの温度が低下するのを待たなければなりません。
冷却水の温度が高い状態で走行を続けるといわゆるオーバーヒートの状態になり、エンジンが強制的に停止するおそれがあります。
走行中にエンジンが停止すると非常に危険であるため、警告灯が赤く点灯した際には絶対に走行を継続してはいけません。
エンジンの冷却技術がじゅうぶんでなかった時代には、オーバーヒートを避けるためにドライバーは常に水温計を意識しておく必要がありました。
そのため、2000年ころまでのクルマには、細かな目盛りのついた水温計を備えたものもめずらしくありませんでした。
しかし、現在のクルマは炎天下の中で長時間走行をしたとしても、エンジンがオーバーヒートすることはまずありません。
その結果、水温計を備えず、異常を知らせる警告灯のみを備えたクルマが増えつつあります。
ちょちょ、待って待って。普通はオーバーヒートの時は、走行をストップするのはもちろんだが、エンジン止めるのはイカンだろ。運転したことがない人が書いているのかな?!