なんだっけ? 道路脇にある「謎の電話」何に使う? 「非常」と書かれるが…「#9910」との違いとは
高速道路を運転していると道路脇に「非常電話」と書かれている緑の箱を見ることが出来ます。これはどのような物なのでしょうか。そしてどのように使えば良いのでしょうか。
高速道路で見かける「非常電話」とは
長距離を移動する際に便利なのが日本全国に張り巡らされている「高速道路(自動車専用道路)」です。
そんな高速道路ですが、運転していると道路脇に「非常電話」と書かれている緑の箱を見ることが出来ます。
これはどのような物なのでしょうか。そしてどのように使えば良いのでしょうか。
高速道路は、基本的に速度域が高いため目的地まで一般道経由よりも早く着くことが出来ます。
その一方で連休などでは渋滞が発生しやすくなり、度々ニュースなどでも話題となります。
さらに速度域が高いことや交通量が集中することで事故やトラブルが発生しやすい場所とも言えますが、一般道と違いすぐに助けを求めることが難しいです。
そうした非常時に覚えておきたいのが「非常電話」の存在です。
非常電話では、本線上やトンネル内、インターチェンジ、非常駐車帯、バス停といった部分や、サービスエリア/パーキングエリア(SA/PA)に設置されています。
NEXCO各社の場合、本線上では通常は1km、トンネル内では200mおきの間隔で設置されています。
では、実際にどのようにして使うことが出来るのでしょうか。過去の取材時にNEXCO中日本の広報室は次のように説明していました。
「最初に非常電話の蓋を開けます。
その後に受話器を取っていただくだけで、一部の非常電話を除いて係員に繋がります。なお料金は不要です。
会話が不自由な人や海外の人のために『故障』『事故』『救急』『火災』の緊急状態をイラスト、日本語、英語で表示したボタンを備えたものも設置しています。
このボタンは受話器をあげて押すだけで『何が、どこで起きているか』が係員に伝わるようになっています。
なお、繋がる相手はNEXCO中日本管轄の高速道路であれば、管内に4箇所ある道路管制センターの係員(24時間365日常駐)となります」
※ ※ ※
最近では、高速道路での事故やトラブルでは、自分がいまどの場所にいるかを正確に伝えることは難しいと言えます。
そうした中で、受話器を手にとるだけで、道路管制センターの係員に繋がるということはいざという時の安心にも繋がります。
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