三菱がタフ顔「新型モデル」発売! 斬新グリル「トライトン」24年初頭投入!? トヨタ「ハイラックス」並の人気なるか

トライトンが「日本市場にハマる可能性が高い」と言えるワケは?

 筆者(桃田健史)は、タイの生産拠点であるミツビシ・モーターズ・タイランド(MMTh)など、三菱の東南アジアでの生産・販売の拠点をこれまで継続的に現地取材してきました。

 そうした中で、歴代トライトンや三菱の各種モデルを東南アジアで試乗していますが、現地ユーザーの抱いている三菱のブランド力を高さに驚かされる機会が少なくなかったです。

 だたし、三菱にとって厳しい時期もあり2000年代から2010年代にかけての三菱は、アメリカでの販売不振など影響もあり、経営の立て直しが最優先されていました。

 それが日産との連携を経て、ルノー・日産・三菱アライアンス体制となり、いまでは「三菱らしさ」を深堀りできる経営体質への転換を遂げているのです。

 直近の日本市場でみれば、三菱が長年に渡り地道に研究開発してきた独自の電動化技術が「アウトランダーPHEV」と、「eKクロスEV(および日産サクラ)」によって花開いてます。

多目的に使える新型「トライトン」は日本市場でどのように受け入れられるのか?
多目的に使える新型「トライトン」は日本市場でどのように受け入れられるのか?

 さらに、コロナ禍を経てユーザーの”クルマの使い方”や”クルマに対する価値の判断”が変化する中、デリカ「D:5」で培った三菱のブランド力が「デリカミニ」という、三菱選びの新たる選択肢を生みました。

 この延長上で、「トライトンが日本市場にハマる可能性が高い」と言えるのではないでしょうか。

 現在、日本で正規新車販売されているピックアップトラックはハイラックスのみの状況。

 そこにトライトンが参入することで、ピックアップトラックが”ニッチな市場”ではなくなる可能性もあリ得ます。

 ユーザーは、多目的車としてピックアップトラックをSUVと同列視しながら、愛車選びをするようになるかもしれません。

 果たしてトライトン、日本でどこまで販売を延ばすことができるのか、要注目です。

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Writer: 桃田健史

ジャーナリスト。量産車の研究開発、自動車競技など、自動車産業界にこれまで約40年間かかわる。
IT、環境分野を含めて、世界各地で定常的に取材を続ける。
経済メディア、自動車系メディアでの各種連載、テレビやネットでの社会情勢についての解説、自動車レース番組の解説など。
近著に「クルマをディーラーで買わなくなる日」(洋泉社)。

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