めちゃ迷惑? 車のリアにある「目潰し赤ライト」 幻惑する人も多いライトは違反にならないの? 取締できない事情とは
まぶしい「リアフォグ」 違反にはならないの?
では、リアフォグライトについて、誤った使い方をしたことによって違反にあたらないのでしょうか。これについて、都内警察署の交通課担当者は以下のように話します。
「ブレーキライトやリアフォグライトはあくまで後続車に危険を知らせるもので、光が弱いと追突する可能性があるため、一概にまぶしいからといって違反になるわけではありません。
ただパトカーでパトロール中に、周囲に迷惑をかけるほどのまぶしさであれば声をかけ機械を通して調べるなどの対応をしています」

たとえば明らかに運転を妨害するようなライトの点灯の仕方であれば、「あおり運転」とみなされる可能性があるかもしれません。
しかしリアフォグライトは、あくまで自身のクルマの存在を後続車へ知らせることで事故を防ぐことが本来の目的です。
また、ほかのライトとは違い、厳密な使用方法についての定義がないことから、ユーザーの認識によっても使い方が微妙に異なる場合があります。
こうしたことからまぶしいと感じるリアフォグライト点灯について、交通取り締まりをおこなうというのは難しいのが現状といえます。
少しでも他者への迷惑になってしまうケースを減らすため、まずは使い方によっては周囲のドライバーがまぶしいと感じる場合があるということを認識することが大切です。
例えば、仮に悪意がなかったとしてもリアフォグライトがついていることに気づかないまま走行している人もいるかもしれません。
リアフォグライト点灯中は、メーターパネルなどにオレンジ色の「リアフォグライト表示灯」が点灯するため、定期的にチェックすると良いでしょう。
このように、必要のないときには点灯させず、悪天候時では状況に応じてオン・オフの切り替えを行うことを心がけて、自身も周囲も気持ちよく感じられる運転を目指しましょう。
Writer: 青田 海
2023年4月よりライターとして活動を開始。初心者にもわかりやすく読みやすい構成を心がけ、自動車を中心に新車情報、カーライフにまつわる話題など幅広い記事を執筆している。芸能分野に詳しい。








































