めちゃ迷惑? 車のリアにある「目潰し赤ライト」 幻惑する人も多いライトは違反にならないの? 取締できない事情とは

クルマを運転していると前を走るクルマの赤く光るライトがまぶしいと感じることがあります。ではこうしたまぶしいライトは違反にならないのでしょうか。

リアに点いてる「まぶしい赤ライト」の正体は?

 クルマを運転中、前方のクルマが後方に向けて赤くまぶしいライトを点灯させたまま走行している場合があります。
 
 これは一体何のライトなのでしょうか。また点灯の仕方によって違反になるケースはないのでしょうか。

まぶしい思いをした人も多い?
まぶしい思いをした人も多い?

 クルマにはさまざまなライトが備わっており、それぞれ違った役割を果たしています。

 例えば、クルマのライトスイッチをオンにすることでフロントに備わるヘッドライト(前照灯)は前方を照らすとともに、ほかの交通に自車の位置を示します。

 それとともに、リアでは後方車にクルマの存在や車幅を伝えるテールライト(尾灯)が点灯します。

 また、リアに特有のものとしてはブレーキを踏んだときに赤く光り、減速したことを後続車に知らせるブレーキライト(制動灯)や、後退を知らせるバックライト(後退灯)があります。

 さらに、輸入車の多くや一部の国産車に装備されるリアフォグライト(バックフォグライトとも)は、ブレーキライトのような赤い光を点灯させます。

 道路運送車両法の保安基準では、テールライトが「光源が5W以上30W以下」なのに対し、ブレーキライトは「15W以上60W以下」、リアフォグライトは「光源35W以下」と、強い光源のワット数と決められています。

 リアフォグライトは専用スイッチによりドライバー自身が点灯操作を行いますが、このようにかなり明るい光源を持つことから、使い方次第では他者への迷惑となってしまうケースがあります。

 実際に街中ではこのリアフォグライトを誤って点灯させているドライバーも見られ、SNSを見ても、「バックフォグ点けるな!」「リアフォグ消して!眩しい」「雨でも霧でもないのにリアフォグ眩しい!」「視界良好なのに!」など、必要のないリアフォグライト点灯で走行するクルマに対して、不満を示す声もありました。

 リアフォグライトは正式名称「後部霧灯」と名付けられているように、正しい使用方法としては濃霧や豪雨、吹雪のような豪雪時などの著しい悪天候の場合に使用します。

 トヨタ車の多くのクルマでは、取扱説明書に「視界が悪いとき以外に使用すると後続車の迷惑になる場合があります。必要なとき以外は使用しないでください」と記載されており、使い方には注意する必要があることがうかがえます。

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2件のコメント

  1. 普通にハイビーム返しだとハイビームしたほうが負けるでしょうね。使用方法に厳密な禁止がされてますし。
    馬鹿からは離れるのが一番ですね。

  2. 確か、イギリスでは霧もないのにリアフォグの点灯は違反だったと思う。日本も同じようにして欲しい。田舎の一本道でやられたら眩しくてどうしようもない。多くは輸入車なので使い方がわからないのではと思う。ぜひ、ディーラーで購入時に説明して欲しい。減らないかな?

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