トヨタ「ハイラックスサーフ」の再来!? ド迫力SUVの実車展示に驚愕! 3列シート仕様「フォーチュナー」なぜ展示された?

日本では正規販売されていない「フォーチュナー」が2023年7月7日から9日にかけて開催された「群馬パーツショー2023」に展示されました。

日本市場にも導入してほしい…! 「フォーチュナー」はなぜ日本で展示?

 2023年7月7日から9日にかけて「群馬パーツショー2023」が開催されました。
 
 そこには日本では正規販売されていない「フォーチュナー」が展示されていたといいます。

日本で展示されたトヨタ「フォーチュナーGRスポーツ」って何? (画像はタイで発表された際のもの)
日本で展示されたトヨタ「フォーチュナーGRスポーツ」って何? (画像はタイで発表された際のもの)

 自動車メーカーは、世界の市場ニーズを考慮した海外専用モデルを生産しており、日本の自動車メーカーも同様です。

 こうしたクルマは日本人にとっても魅力的に映るのですが、残念ながら諸事情で日本に正規導入されることはほとんどありません。

 例えば、トヨタであれば海外専用モデルであるピックアップトラックの「タコマ」や「タンドラ」やSUVの「セコイア」やミニバンの「シエナ」といったモデルを日本の並行輸入車専門店で購入した人も存在します。

 そうした中で前述のフォーチュナーは、アジア・中近東・中南米・アフリカ・オセアニアなどの地域で展開されています。

 フォーチュナーの歴史は、2004年に「需要のある地域で生産」の方針のもとグローバルで効率的な生産・供給体制の構築となる「IMV(Innovative International Multi-purpose Vehicle)」のひとつとして誕生しました。

 フォーチュナーとしては、初代が2005年に誕生し、7代目ハイラックスのプラットフォームを共有。

 2015年に登場した2代目モデルもまた、タイで生産されている現行型ハイラックスとプラットフォームを共有しています。

 多人数乗車がスタンダードな地域のニーズを考慮して、3列シートが装備されているのが特徴のひとつです。

 加えて、まだ道路インフラが整備されていないエリアが多いタイやオーストラリアでの使用にも耐えるラダーフレーム、前ダブルウイッシュボーン式&後リーフリジッド式サスペンションを基本として採用しているのも、イマドキのSUVとは違う部分です。

 エクステリア部分で、キーンルックの顔立ちは少し前のトヨタ車でお馴染みですが、高いスペースユーティリティを予感させるサイドのボディラインは、やはり日本のラインナップモデルとは違う雰囲気を湛えています。

 国や地域によって異なりますが、ボディサイズ(タイ仕様)は全長4795mm×全幅1855mm×全高1835mm、ホイールベースは2750mmです。

 パワートレインは、最高出力約150馬力・最大トルク400Nmを発揮する2.4リッター直列4気筒ディーゼルエンジンと、最高出力約200馬力・最大トルク500Nmを発揮する2.8リッター直列4気筒ディーゼルエンジンを用意。

 これに組み合わせるトランスミッションは、2.4リッターモデルは6速MTもしくは6速AT、2.8リッターモデルは6速ATのみが選択可能です。

 また国や地域によってはスポーティ仕様といえる「GRスポーツ」も展開されています。

 そうした中で今回群馬パーツショー2023に展示されたのはインド仕様(右ハンドル車)のGRスポーツです。

 見た目は、ブラックグリルにGRエンブレムが付与される他、足元にはGRスポーツ仕様専用色の20インチアルミホイールを装着。

 内装では、レッドステッチとGRエンブレムがあしらわれた専用のシートや、レザーが随所に配されたステアリングやシフトカバーなどがスポーティさを演出。なおGRスポーツの装備でも国や地域により異なる部分があります。

 会場で実車を見たユーザーからは「日本にも入れて欲しい」「ランクルプラドと違う存在感」といった声が見受けられます。

 なお展示された理由としては「日本の市場調査目的」とのことですが、手頃なサイズ&プライスのラダーフレームSUVが日本で歓迎されることは間違いないでしょう。

 かつて、日本でも2009年まで販売された「ハイラックスサーフ」の再来とも言えるフォーチュナー。

 性能面でもダウンヒルアシストコントロールやイージー4×4スイッチが標準となれば、日本での商品力は十分あると思われます。

 あとは価格設定次第でユーザーの注目は高くなりそうです。

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