夏の車内は危険? 暑い日&長距離移動では高齢者や肥満、妊婦は要注意! 「エコノミークラス症候群」の対策方法とは

予防方法で重要なコトとは? 車中泊時に気をつけるコトは?

 重篤化すると生命の危険すらあるエコノミークラス症候群ですが、対策をしっかり行えば予防することは十分可能です。

 まず予防するのに大事なことは血流の流れを良くすることです。

 クルマで移動の際には、必ず水分を携行して1時間当たり100ml程度を補給するようにしましょう。

 発汗がみられなくても、夏場のクルマの移動は意外と汗をかいているものです。

 定期的に水分を補給することで、血液がドロドロになりにくく血栓を防ぐために効果的です。

 水分補給の際にも、コーヒーなどの利尿作用が強い飲料には注意が必要です。

 脱水症状を引き起こすリスクが高まるため、クルマでの長距離移動の際は利尿作用の強い飲料は控えるようにしましょう。

 もちろん、水分補給だけでは血流が悪くなるのを防げないため、運動によってさらに予防に努めることも重要です。

 運動といっても血行が良くなる程度で十分なので、休憩を設けクルマから降りて、かかとの上げ下げやつま先を引き上げるだけでも効果があります。

 また、ふくらはぎを手で揉んだり、足首を回したりすることでも予防につながるでしょう。

 ほかにも、身体を締め付けるような服装は控えて、ベルトを緩めるなどリラックスできる環境もひとつの策です。

エコノミークラス症候群の予防法(画像:厚生労働省)
エコノミークラス症候群の予防法(画像:厚生労働省)

 また、車中泊もクルマによっては無理な体制で就寝することもあるため、エコノミークラス症候群の原因になります。

 車中泊は、狭い車内の場合は姿勢を変えることが困難になるため、とくに注意が必要です。

 車中泊をする際は、できるだけ脚を上げて心臓に近い高さに持ってくることで、血流が改善されてエコノミークラス症候群の予防になります。

 脚を上げて寝るためにはシートの下に衣類やクッションを詰めて、高さを調整すれば適正なポジションがとりやすいです。

 また、ふくらはぎの動きをサポートする「着圧ソックス」を利用すると安心感も高まるので利用するのもいいかもしれません。

車中泊での注意ポイントは?(画像:トヨタ)
車中泊での注意ポイントは?(画像:トヨタ)

※ ※ ※
 ちょっとした油断から引き起こされる夏血栓やエコノミークラス症候群ですが、未然に対策しておくことが重要です。

 長時間クルマで移動するときは休憩を設け、クルマから降りて心身をリフレッシュするようにしましょう。

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Writer: Peacock Blue K.K.

東京・渋谷を拠点とするオンライン・ニュース・エージェンシー。インターネット・ユーザーの興味関心をひくライトな記事を中心に、独自の取材ネットワークを活用した新車スクープ記事、ビジネスコラム、海外現地取材記事など、年間約5000本のコンテンツを配信中。2017年創業。

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