「あれ…挿し込めない!」 いまや定番装備の「USB電源」だけど… みんな同じ「穴」じゃない? 気をつける点とは

近年、クルマにUSB端子が標準装備化されるようになりました。しかしその仕様はまちまちのようです。その違いについて解説します。

USB端子は「電源専用」と「通信機能と電源機能」のものがある

 スマートフォンの急激な普及などにともない、クルマの車内で充電可能なUSB端子が装備されるようになりました。
 
 どれも同じようにみえますが、様々なスペックのものがあるといいます。どう違うのでしょうか。

フルモデルチェンジしたばかりのトヨタ 新型「ヴェルファイア」のUSB端子はこんなところに! インパネのUSB端子は充電用のタイプCが2つ備わります
フルモデルチェンジしたばかりのトヨタ 新型「ヴェルファイア」のUSB端子はこんなところに! インパネのUSB端子は充電用のタイプCが2つ備わります

 クルマの車内でカーアクセサリーやモバイル機器の充電をするために便利なのが、アクセサリーソケットやUSB端子です。

 なかでも近年は、USB端子が標準装備されるモデルも増えています。

 また1台に1個ではなく、各席から使えるよう複数のUSB端子が前後席に装備されていたり、車載端末とつなぐことができるタイプ、急速充電ができるタイプといったバリエーションも多彩になってきました。

 そしてUSB端子自体にもいくつかのタイプがあります。

 クルマに装備されるのは、長方形の「タイプA」と、角が取れたコンパクトな長方形の「タイプC」端子に分かれます。

 早くからクルマに装備されたのはタイプAでしたが、ここ数年はタイプCを装着したものが増えてきました。

 タイプAだけのモデル、タイプAとタイプCを両方備えたモデル、タイプCだけのモデルなど、時代やメーカーの考え方でその装備状況は異なります。

 そんなクルマのUSB端子の機能は、主に2つの機能に分けられます。

 電池に雷のマークがついているUSB端子は「電源専用」、3本の配線のようなマークがついているのが「通信機能と電源機能」を持ったUSB端子です。

 ただし車種によってアイコンが違ったり、通信機能がない場合もあります。

 電源専用のUSB端子は、スマホやタブレット、デジカメ、ゲーム機器などUSBで充電することができる機器とUSBケーブルを介して接続することで、充電をすることができます。

 通信機能と電源機能を持ったUSB端子は、スマホやメモリーオーディオなどをUSBケーブルで接続することで、オーディオで音楽を流したり、Android AUTOやAppleCarPlayなどのスマホアプリを使ったりすることができます。

 もちろん電源機能も兼ね備えているので、通信しながら接続機器の充電をすることも可能です。

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