クルマの屋根についてる「謎の角」どんな機能? 無くても平気なの? 意外と知らない役割とは
シャークフィンアンテナはいつから登場した?
1950年代頃からクルマでもラジオの受信が可能になり、ピラーやトランク付近に設置された伸縮可能な「ロッド式のアンテナ」がメインでした。
過去には、電動で伸縮するロッドアンテナも一部の高級車で採用されていましたが、駐車中でアンテナを折られるイタズラや収納することを忘れたまま立体駐車場や洗車機で折ってしまうなどのトラブルもあったようです。
最近のクルマではほとんどみかけなくなりましたが、コストに厳しいカテゴリの商用車などではいまだにロッド式のアンテナが搭載されているものもあります。
1990年代以降には、ウィンドウ内にアンテナ線を組み込む「フィルムアンテナ」が採用されましたが、受信性能が低い割にはコストが高く、現在では地デジの受信用アンテナのみにとどまっています。
2000年に入った頃に採用され始めたのがポールアンテナで、折りたたむことや取り外すことができるので、洗車の際や天井の低い駐車場所では効果を発揮しました。

さらに短い形状でもそれなりの受信能力があるだけでなく、コストも安いので軽自動車やコンパクトカーでは現在でも主流のアンテナです。
そしてシャークフィンアンテナが初採用されたのが2001年に登場したBMW「7」シリーズですが、国産車では2005年のレクサスISが初採用となりました。
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現在、主流になりつつあるシャークフィンアンテナですが、今後はさらなる小型化やコスト削減が求められています。
とくに小型化は軽量化につながるだけでなく、燃費の向上にもつながるので各メーカーも開発に力をいれるでしょう。
Writer: Peacock Blue K.K.
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