コーティング剤の「撥水/親水/疎水」 何が違う!? 意外と知らない「愛車に最適なコーティング」の選び方とは
ボディなどをキレイに保つために効果を発揮する「コーティング」ですが、「撥水タイプ」や「親水タイプ」「疎水タイプ」といった複数の種類が存在します。一体どのような違いがあるのでしょうか。
3タイプの「水の弾き方」どう違う?
ボディやフロントガラスをキレイに保つために、効果を発揮する「コーティング」。
施工することでボディに汚れが付着しにくくなったり、太陽光による日焼けを軽減したりと様々なプラスの効果が得られます。
そんなコーティング剤には「撥水タイプ」と「親水タイプ」「疎水タイプ」といった複数の種類が存在しますが、一体どのような違いがあるのでしょうか。
これらの3つのタイプは、雨など車体に付着した水との反応に大きな違いがあります。
まず、撥水タイプのコーティングは、付着した水分がガラス面やボディ上で弾かれて、ほぼ球状になるのが特徴です。
3タイプの中では最も水を弾く力が強く、付着した水がコロコロと転がるように流れていくので、汚れた水でもボディにべったりと付着せず拭き取りやすいのがメリットです。
ただし、流れ落ちずに残った水滴が乾燥してしまうと、イオンデポジット(水分中の不純物が蒸発し乾燥することによりボディに付着したもの)やウォータースポット(水分のシミが固着したもの)ができることがあります。
水分を効果的に弾くため拭き上げは手軽になりますが、その一方でケアを怠るとボディにダメージを与えてしまうのです。
この撥水タイプと真逆の効果を持つのが、親水タイプです。
親水タイプは、水を弾くのではなく「なじませる」働きがあり、ガラス面やボディに水が付着しても弾かれずべったりとなじむので、付着した水はなかなか流れていきません。
そのため、雨の日や洗車などで車体が濡れた後は、長い間水分が残った状態になります。
時間をかけてゆっくりと水が流れていくので、水滴が残りやすい撥水タイプとは異なり、水玉状のシミができにくいのがメリットです。
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