トヨタが「新型SUV」を世界初公開!「2代目C-HR」は初代超えの斬新デザイン!? コンパクトSUVは何が変わった? 欧州で公開!

純ガソリン車は廃止され、ハイブリッド・PHEVの設定へ

 新型C-HRのパワートレインは、1.8リッターハイブリッドと2リッターハイブリッドに加え、2リッタープラグインハイブリッド車(PHEV)を設定。2リッターハイブリッドには、インテリジェント全輪駆動(AWD-i)のオプションも用意されます。

 ハイブリッド・PHEVのみとなった新型C-HRは、クラストップレベルの出力向上と低排出ガスのバランスを実現する、最新の第5世代ハイブリッドシステムが採用されました。

トヨタ新型「C-HR」(2代目・欧州仕様)
トヨタ新型「C-HR」(2代目・欧州仕様)

 1.8リッターハイブリッドは、エコ性能に重点を置いていますが、初代C-HRの1.8リッターハイブリッドよりも大幅にパワーアップ。2リッターハイブリッドはさらに強力なパワーを発揮する特性となっており、アグレッシブな走りを楽しめるパワーユニットとなっています。

 そして、2リッターPHEVは、日常的な使用ではEV走行が可能なほか、リジェネレーション・ブーストによりアクセルのみで加減速できる、ワンペダルのようなドライビング体験もできます。

 さらに、新しいジオフェンシング機能が導入され、低排出ガスゾーン(LEZ)に入ると自動的にEV走行に切り替わり、走行中のバッテリー消費を最適化する機能も搭載されました(ナビゲーションシステムを使用し、十分なバッテリー充電が可能な場合)。

 2リッターハイブリッドに設定されているAWD-i(全輪駆動)は、後退時やコーナリング時、滑りやすい路面での走行時にトラクションと安定性を向上。このシステムは、幅広い車速と路面状況で作動するものです。

 また先進運転支援システムでは全車に最新の「トヨタセーフティセンス」を搭載。一般的な事故リスクに対する安全対策がさらに強化され、ドライバーの負担が軽減されました。

 たとえば、先行車との衝突の危険性が検知された場合に、スロットルの急激な操作を抑制する新しいアクセル・サプレッションを搭載。また、プロアクティブ・ドライビング・アシスト(PDA)は低速域で機能し、前方の遅い車両に接近したり、カーブに進入したりする際にドライバーがスロットルを離すと、スムーズな減速をおこないます。

 また、ステアリング・アシストも装備され、前方のカーブを認識し、ステアリング操作力を調整することで、ドライバーのスムーズで安定した旋回をサポートします。

 ほかにも、フロントクロストラフィックアラート付きレーンチェンジアシスト、ドライバーモニターカメラ、オートマチックハイビームシステム、停止中の渋滞で先行車に自動追従するハンズフリードライブなどの機能を含む、先進安全パッケージも選択できます。

 今後は利便性を高めるため、将来的なシステムソフトウェアのアップデートは、販売店に出向くことなく、無線(Over-The-Air)で配信されることになります。

 新型C-HRでは、二酸化炭素排出量を削減し、リサイクル素材をより多く使用。

 先代モデルと比較して、新型車では再生プラスチックの使用率が2倍になっており、100以上の部品に使用したと言います。シート表皮にはペットボトルから再生された新しいファブリックが用いられました。

 バンパーは、金型内であらかじめ着色された新素材の樹脂で形成されており、この技術革新によって数百トンのCO2削減が見込まれているほか、水性塗料を使用した新しい自動塗装工程を採用し、ステアリングホイールカバーにレザーに代わるアニマルフリーの新素材を使用するなど、環境に配慮したクルマ作りをおこなっています。

 ボディについても、新しい高強度鋼板や新しいデザインのパノラミックルーフなど、軽量化のための設計や技術的な対策も実施。

 固定式のパノラミックルーフには、特殊なコーティングが施され、冬は室内の熱を逃がさず、夏の強い日差しによる車内の温度上昇を防ぐ仕様となっており、これにより、従来のサンシェードが不要となりました。

※ ※ ※

 欧州で販売される新型C-HRは、最上級の装備とスタイリングを備えたふたつの特別仕様車をラインナップ。

「GRスポーツ プレミアエディション」は、Gメッシュパターンのグリルや新デザインの20インチアルミホイール、GRバッジ、GR専用シートなどを装備し、スポーティさを強調しました。

 もう一方の「ハイ プレミアエディション」は特徴的な2トーンカラーを用意したほか、車内にコントラストサルファーステッチを施したパーフォレーテッドレザーシートやヘッドアップディスプレイ、パノラミックルーフが装備されます。

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