助手席にある「謎の穴」は何のため? 高級セダンにあった「貫通穴」の意味とは

トヨタから新型アルファード/ヴェルファイアが登場し、豪華な室内を持つ高級ミニバンが話題を呼んでいますが、かつて高級車といえば「セダン」一択でした。そんな高級セダンのなかでも、国産VIPモデルには謎の「貫通シート」があったのを覚えていますか。

助手席の背もたれが「貫通」!? 国産高級セダンにあった「謎」装備とは

 2023年6月21日、トヨタが高級ミニバン「アルファード/ヴェルファイア」をフルモデルチェンジし、後席の快適性や機能を大幅に充実させたことで話題を呼びました。
 
 こうした高級ミニバンを愛用するVIPたちも、かつては高級セダンを好んでいました。そこには、今とは違う独自の快適装備もあったようです。

助手席に「足がニュッ」!? 昭和・平成の謎装備とは
助手席に「足がニュッ」!? 昭和・平成の謎装備とは

 箱型の背高ボディを持つミニバンは、5ナンバーサイズであっても3列シートを備えることができるほど、広大な室内空間を誇ります。

 それだけに、2列目シートなどには乗員がリラックスした姿勢を取れるよう、大型アームレストやオットマンを備えた車種も珍しくなく、今ではVIPを送迎する車種においてもミニバンが主流となりつつあるのはご存知の通り。

 ではVIP向けの車両がセダン中心だったころは、後部座席に座るVIPが限られたスペースでリラックスした姿勢を取るために、どんな工夫がされていたのでしょうか。

 中には助手席を目いっぱい前に出し、背もたれを前側に倒したり、ヘッドレストを外したりして足元空間や視界を確保する、というアナログな方法が採られていたこともありますが、メーカーが用意した飛び道具的なアイデアも存在していました。

 それが、「助手席の背もたれを貫通させる」という荒業です。

 これは助手席シートの背もたれ中央部を後ろ側に倒れるようにすることで、後部座席の座面と助手席の座面をフラットにつなげることを可能とし、後部座席に座るVIPが足を延ばしてリラックスできるというもの。

 ただ、現在の高級ミニバンなどに備わるオットマンに比べると、いささか行儀の悪いスタイルにも見えてしまうのがたまにキズです。

 そこで、都内で役員車やハイヤーの運転経験があるドライバーさんに、この「貫通式オットマン」について話を聞いてみました。

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1件のコメント

  1. 昔アムラックストヨタでセンチュリーの展示車見たとき、助手席前のグローブボックスを開けるとカップを4つ置けるようになっていて、更に前列よりも後列の方が明らかに広くて、前列は本当に文字通り運転手の席と助手の席なのだなと思った。

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