えっ…!? 謎の「シマ柄」なクルマ発見! カモフラージュで公道をコソコソ走る「覆面車」は何してるの?

近年採用が広がる先進運転機能も公道での確認が欠かせない

 そしてもうひとつ、前出の開発者によれば、周囲に車両が多く走る環境下でしかできない実験のためにも、公道を走行する必要があるそう。

海外では一般公開されるサーキット場で擬装(カモフラージュ)車がスクープされるケースも多い[画像:Adobe Stock]
海外では一般公開されるサーキット場で擬装(カモフラージュ)車がスクープされるケースも多い[画像:Adobe Stock]

 近年はADAS(先進運転支援機能)もより多機能になっています。

 例え同じシステムを搭載していても、車種が異なればセンサーやカメラの位置も当然変わることから、動作条件も異なってきます。

 例えば「ACC(アダプティブクルーズコントロール)」や「LTA(レーントレーシングアシスト/アクティブレーンキープ)」などが、道路の線が消えかけたところでも線を認識し、狙い通りに動作するのかどうか。

 クルマの直前・直後の危険をとらえる「BSM(ブラインドスポットモニター)」などが実際に正しく警告を発するのか。

 道路沿いの草木が標識を隠していても「RSA(ロードサインアシスト:道路標識認識アシスト機能)」が最高速度の標識を認識できるのか、あるいは見逃すのか。

 そして橋の下や明かりが少ない場所でも各種センサーが正確に反応し、「危険」を検知できるのか。

 このように、公道での確認事項は非常に多岐にわたると開発者は話します。

 わざわざ擬装までして、テストコースよりも厳しい環境の公道を走行し、スクープされるリスクを抱えてでも、問題が生じないことを確かめているという訳です。

※ ※ ※

 擬装されたクルマがすぐ横を走っていると、ついつい写真を撮りたくなりますが、自ら運転をしているときは非常に危険ですので、絶対にやめましょう。

 多くの場合、公道テストを実施しているのは、あと少しで新型車がデビューするという時期。自動車メーカーのエンジニアたちが、最後の総仕上げをしている段階です。

 クルマ好きとしてはテストの妨げなどせず、そっと見守っていきたいものです。

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1件のコメント

  1. どの記事にも言える事だが、上っ面だけ取材してロクに推敲せず思い付きだけで記事にすると薄っぺらな内容にしかならない。今回もそうだとは言わないが、この記事読んで「へ―」と思わせる部分はどれだ有るだろう?あとからでは何とでも言えるが、もうちょっと込んだ内容にするべきというか、何となくそっけない感が拭えないのは気のせいだろうか。ちなみに、カモフラ模様と言って居るが、正確には「ダズル迷彩」と言う(Wikiで検索してみてください)。それくらいは調べて欲しかったな。

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