トヨタ新型ミニバン「アルヴェル」初公開! なぜミニバンは「縦開きゲート」多い? 横開きや観音の採用例もあるが… あえて「上に」跳ね上げる理由とは
日本には縦開き式が合っている? 最新ミニバンの採用事情とは?
このように様々なバリエーションが存在するテールゲートの開閉方法ですが、ミニバンにおいては縦開き式が主流です。なぜなのでしょうか。
横開き式がミニバンに採用されない理由について、日産広報部の担当者は次のように話します。
「横開きは、軽い力で開閉ができ、狭い場所でも少しだけ開けて荷室に手を伸ばせるメリットがあります。
しかし、一方で雨天時に雨除けにならないことや、強風時に影響を受けやすいことなどシーンによっては使いづらいこともあります。
雨が多い日本では縦開き式のほうが多く好まれると考えています」
さらに、日産「セレナ」のリアゲートで縦開き式が採用されている理由について、前出の担当者は次のように話します。
「セレナでは狭い場所での利便性やバックドアが雨除けにもなることなどを考慮し、縦開き式を採用しています。
また、ドアの上半分を開閉できるデュアルバックドアを先代より引き続き設定しております。
樹脂バックドアを採用することで操作性を軽くしたり、メインバックドアはドア角度を変更し、先代よりもさらに届きやすくなるように改善しており、お客さまにご好評いただいております」
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またトヨタの「ノア/ヴォクシー」でも縦開き式を採用していますが、狭いスペースでも開閉がしやすいように操作スイッチをボディサイドに変更している他、新機構「フリーストップバックドア」という開閉の角度を任意で止められるものが採用されました。
このようにミニバンで縦開き式が多い理由には様々な要因が挙げられますが、日本の道路事情にも合わせた工夫も行われているようです。
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