新車で採用増える「ガラスルーフ」 開放感高いが夏は「車内アツすぎ」? 「ガラス張り天井」で快適を保つ方法は?

近年では快適装備として天井がガラス張りとなった「ガラスルーフ」を採用する車種が増えてきましたが、夏など日差しが強い日に車内が暑くなることはないのでしょうか。

開放感バツグンの「ガラスルーフ」 魅力は?

 新車を購入する際にはさまざまなオプションを選択します。かつてはサンルーフが主流でしたが、近年の新型車ではガラスルーフがオプションとして設定されているクルマが増えてきました。
 
 では、夏などの日差しが強い日には車内が暑くなることはないのでしょうか。

めっちゃ開放的だけど車内は激アツ?(画像はシトロエン「グランドC4ピカソ」)
めっちゃ開放的だけど車内は激アツ?(画像はシトロエン「グランドC4ピカソ」)

 初夏になり気温の上昇とともに、天気のいい日はクルマでドライブに行きたいという人も多いかもしれません。

 その際にクルマにサンルーフ(スライディングルーフ・ムーンルーフなどとも)などを装備していれば、ドライブ時に開放感を味わうことができれば、より楽しみが広がります。

 サンルーフは1980年代から1990年代にかけて、「デートカー」の流行とともに憧れの装備として人気を博していました。

 しかし、2000年代に入るとサンルーフを標準装備やメーカーオプションとして設定するクルマは減少。

 それには、近年のクルマでは先進の安全装備の強化や電動化などによりクルマの価格が上がっていることから、オプションの装備をせずクルマを安く抑えたいというユーザーが増えていることが理由のひとつとして挙げられます。

 また、チルトやスライドといった複雑な機能や、開口部を設けることで補強が必要となるなど車体が重くなり、燃費が悪化するといったデメリットも生じます。

 このようにサンルーフを搭載するクルマが減少したことにはさまざまな要因があります。

 一方で、近年ではサンルーフの代わりに、より大きな面積がガラスで覆われた「ガラスルーフ(パノラマルーフなどとも)」が台頭しています。

 サンルーフは主にルーフ前部を切り取って開閉式のガラスにしているのに対し、ガラスルーフはルーフの大面積を1枚のガラスパネルとすることで、より開放感を味わうことができるものとなっています。

 2020年6月に発売されたトヨタ「ハリアー」や、2021年4月に発売されたホンダ「ヴェゼル」の最上級グレード「PLaY」などにガラスルーフが採用されています。

 また、2023年1月に発売されたトヨタ「プリウス」の「Z」グレードにも大型のガラスルーフがメーカーオプションとして採用されており、新型車への搭載もますます増えつつあります。

 一方で、サンルーフとは大きく異なる点として開閉機能がないことが挙げられます。

 サンルーフはスライドやチルトの機能により外気を取り入れたり、喫煙時の換気などにも役立ちますが、ガラスルーフにはそういった機能がありません。

 とはいえ、開閉作業を行わずに開放感を味わうことができるため、風の強い日や雨でも日差しを取り入れたり、上を眺められることから高い魅力を発揮しています。

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