飲んだときの味方「運転代行」 料金どう決まる? 各地の「相場」は

料金なぜまちまち? 統一ルールはできるのか

 全国運転代行協会は、地域や業者ごとに料金が異なる理由を、以下のように話します

「料金のちがいには地域の地価や物価、賃金水準などが反映されていますが、随伴車1台を用いた家族営業に近いような事業者が多いことも影響しています。車両にかかる維持費用などのコストが、事業者の状況によって大きく異なるからです」(全国運転代行協会)

 同協会によると、1事業所あたりの平均保有自動車台数は3.1台で、以前より減少傾向にあるそうです。そうしたこともあり、事業者どうしが連携してルールを決めていく機運がなかなか育たないといいます。

 警察庁と国土交通省がかつて実施した実態調査では、運転代行に対して「安心できる業者がわからない」「料金システムが不明」という意見が多く寄せられています。全国運転代行協会は「料金については、『安いのか高いのかわからない』という声があるのも事実」としたうえで、「国や協会において料金を一律に定めることはできませんが、初乗り2kmまでいくら、1kmごとにいくら加算、という統一的な表示の仕方を、現在検討している」そうです。

 また同協会は、「事業者は料金の詳細を説明する義務があるので、利用する際には、その説明を受けてほしい」と話します。

 ちなみに、利用者を随伴車に乗せることは、営業許可を受けずにタクシー営業をする、いわゆる「白タク」行為に当たるため違法ですが、これを要求する利用者があとを絶たないそうです。同協会によると、「利用客が多くの場合酒に酔っていることもあり、随伴車への同乗を断ったら殴られたという話も、ドライバーからよく聞きます。そうした要求はしないでほしい」といいます。

【了】
提供:乗りものニュース

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