トヨタが誇る「高級ミニバン」でガチ車中泊! マット無し! 独立キャプテンシートは快適? 豪華内装アルファードの特徴とは

トヨタが誇る高級ミニバンで車中泊をしてみました。果たして寝るのも快適なのでしょうか。

トヨタ「アルファード」でガチ車中泊! どのくらい快適なのか?

 トヨタ「アルファード」といえば、高級ミニバンの代名詞としても有名ですが、そのゆえん(理由のひとつ)は後席の優れた快適性にあります。
 
 では、そんなアルファードで車中泊をすると、どのような感じなのでしょうか。

トヨタが誇る「高級ミニバン」で車中泊! 2列目シートの快適性はどうだったのか?
トヨタが誇る「高級ミニバン」で車中泊! 2列目シートの快適性はどうだったのか?

 2015年に登場した現行型アルファードは、2017年にマイナーチェンジを行いました。そのタイミングで、デザイン変更が行われたことで人気が徐々に高まっていきます。

 100万円台から存在するコンパクト、各社から様々なモデルが展開されるミドル、そして300万円台後半からという高価格帯のラージなど、大小の競合ミニバンが国内市場にひしめくなかでも、ここ数年では、ミニバン新車販売台数ランキングで首位に輝いたこともあるなど、アルファードの存在感は群を抜いています。

 そうした中で今回は、2021年5月10日に発売されたアルファードの特別仕様車「 S“TYPE GOLD II”」で車中泊をしてみました。

  S“TYPE GOLD II”は、フロントエンブレムが従来のシルバーからゴールドに変更されているほか、内装にサンバーストゴールドの木目調パネルやゴールドスパッタリング加飾を随所に施すことで、さりげないゴールドの華やかさを演出した仕様です。

 今回の個体(7人乗り)は、2列目シートが独立した「リラックスキャプテンシート(オットマン付き)」となっており、シート横に配置された3種類のレバーにより多彩なレイアウトが可能となっています。

 1番前下側のレバーはオットマンを上下に動かすもの、真ん中のレバーはシートを前後左右に動かすもの、後方に備わるのはリクライニングのレバーです。

 とくに真ん中のレバーでは、シート位置を中央に寄せて後ろに下げることで「スーパーリラックスモード」という2列目の空間が最大限活用出来ます。

 さらに2列目の背もたれを最大限倒すことで「リアシートフルフラットモード」となり、車中泊がしやすくなります。

 今回は、単純に2列目シートのみをフルフラット・フラットオットマンにした状態と前述の「リアシートフルフラットモード」のふたつのパターンで(身長170cmの男性編集部員1名が) 車中泊を体感(しました)。

 昨今では、より快適に車中泊をするためにエアマットなどを活用しますが、今回はそのままの状態で行います。

 また今回の個体にはディーラーオプションとなる「室内カーテン(一重・フォーマルプリーツタイプ)」が装着されていることもあり、外からの光が遮られるほか、プライバシー保護にも繋がります。

 まず2列目シートのみフルフラット・フラットオットマンにした状態では、ある程度の短時間における仮眠であれば問題ありませんが、長時間になると窮屈さが気になってきます。

 一方のリアシートフルフラットモードでは、幅自体は大きく変わらないものの身体の位置を前方寄り・後方寄りとある程度の自由度があるため、2列目シートだけで寝るよりは窮屈さは感じません。

 なお就寝時、シートの段差や凹凸などはさほど気になりませんでしたが、より快適さを求めるのであれば、キャンプ用のエアマットなどで寝床を補正してあげるとさらに寝やすくなるでしょう。

 なお上級グレード「Executive Lounge」には、極上の心地よさを提供する「エグゼクティブラウンジシート」を採用しますが、座席左右に格納式テーブルが収まる大型の「アームレスト」が備わります。

 そのため、移動空間としての快適性は高いですが、もしエグゼクティブラウンジシートで車中泊をするとなると、こちらはエアマットなどを活用する前提で考えたほうが良さそうです。

※ ※ ※

 アルファードには、前述の通り「エグゼクティブラウンジシート」と「リラックスキャプテンシート(オットマン付き)」が存在し、どちらにしても他モデルの2列シートよりは快適に過ごすことができ、「寝る」ということに関しても「キングオブミニバン」と言える存在です。

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1件のコメント

  1. これ、実際に車中泊してないですよね?エンジンかけたまま少し仮眠しただけじゃない?
    実際に車中泊したなら、場所によっては騒音に悩まされるし、人里離れたところなら意外な寒さや夏場なら暑さに耐えきれないはず。オットマン付きシートは、オットマンの部分は全く保温性がないので、足下の寒さに耐え切れたとは思えない。

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