2023年4月28日、TOYOTA GAZOO Racing（TGR）は、カスタマーモータースポーツ車両である「GR スープラ GT4」の累計生産台数が100台に到達したことを記念した特別仕様車「RZ “Plasma Orange 100 Edition”」を設定し、100台限定で抽選販売すると発表しました。

　トヨタ「スープラ」は、1978年の初代誕生以降、直列6気筒エンジンのFR車という特徴を継承し続けるスポーツカーです。

　過去数々のモータースポーツでも活躍したほか、現行の5代目スープラをベースとしたレース専用車両のGR スープラ GT4は世界中のレースに参戦し、2022年末時点で、317レースに延べ625台が出場、各国GT4選手権や日本のスーパー耐久シリーズなどで79回のクラス優勝と20回の総合優勝、表彰台獲得総数は207回を達成しています。

　そして、2022年10月には世界中のレーシングチームやドライバーからのフィードバックを反映しブレーキ、ハンドリング、エンジン性能を進化させた「GR スープラ GT4 EVO」を発売するなど、市販車、レース専用車ともに多くのユーザーがその走りを楽しんでいるクルマです。

　そんな、スープラに今回設定される特別仕様車「RZ “Plasma Orange 100 Edition”」は、上位グレードとなるRZのAT車をベースに、ソリッドな質感と燃えるような鮮やかな専用外板色「Plasma Orange（プラズマオレンジ）」を採用し、スープラの純粋なスポーティさを表現しています。

　外装色以外では、アルカンターラ本革（ブラック）のシートや、マットブラック塗装の鍛造アルミホイール、ブラック塗装ブレーキキャリパー（フロントにはGRロゴ入り）、“Plasma Orange 100 Edition”カーボンオーナメントが装備されます。

　価格は760万円から。抽選の申し込みは、2023年5月8日から6月4日までGR Garage店頭限定で受け付け、6月中旬から順次商談を開始。販売開始は秋以降を予定しています。

　なお、この特別仕様車は、5月3日から5月4日まで富士スピードウェイ（静岡県駿東郡）で開かれるSUPER GT 2023年第2戦富士「FUJIMAKI GROUP FUJI GT 450km RACE」のTGRブースに展示されます。