スバル「ソルテラ」急速充電性能が向上! 航続距離表示の変更など納車済み車も含め全車改良へ

スバル「ソルテラ」のソフトウェアがアップデートされ、急速充電性能の向上や航続距離表示などの変更がおこなわれることになります。

ユーザーからの指摘を受けて改良を実施

 スバルは、「ソルテラ」のアップデートを実施する予定であることを明らかにしました。
 
 ソルテラはSUVタイプのバッテリーEVとして2022年にデビュー。トヨタとの共同開発によって誕生したモデルとなり、トヨタではサブスクリプション専用車の「bZ4X」してラインナップされます。

スバルのBEV「ソルテラ」
スバルのBEV「ソルテラ」

 ソルテラのソフトウェアアップデートとして、急速充電性能とメーター表示(航続距離・充電容量)の改良がおこなわれることになりました。

 今回の改良は、ユーザーからの問い合わせを受けて実施するものとなり、急速充電機能では、1日あたりの急速充電回数や、SOC(State Of Charge・充電率)において、80%から100%までの充電時間の長さに対する指摘があったといいます。

 また、メーター上の航続距離では、メーターで残航続距離が0kmになるタイミングが早い、メーター表示の充電容量表示がわかりづらかった点に加え、エアコン使用時に航続距離が大幅に減少したように見えるという点もユーザーからの指摘を受けて改善されることになりました。

 急速充電性能では、繰り返しの急速充電は駆動用バッテリーに対して大きな負担となり、バッテリーの劣化防止のため1日2回程度に制限されていましたが、アップデート後は1日の急速充電によるフル充電の回数を約2倍(使用状況により回数は異なる)に変更。

 さらに、80%以上の急速充電時間を約20分から30分(外気温によって異なる)短縮されます。

 メーター表示に関しては、電欠時にすぐに走行不能とならないために、これまではメーター上の航続距離が0kmであってもメーターには表示されない航続距離が多めに設定され、余裕を持って充電場所を探せるようにしていたのですが、今後は0kmになるタイミングを現状より遅らせることで、メーターで可視化できる航続距離を増やし、実航続距離に近い距離が表示されるようになります(認証やカタログ上の実際の航続可能距離が増えるわけではありません)。

 ほかにも、メーターの充電容量をパーセント表示とするほか、エアコン使用時の航続距離を多めの電力消費の計算で割り出していたものを、実際の使用状況に合わせた表示に変更されます。

※ ※ ※

 今回のアップデートは、納車済み車両および今後生産予定車両の全てに適用されることになります。

 ソルテラのソフトウェアアップデートは2023年5月以降、各市場で順次実施される予定です。

 なお、bZ4Xにおいても同じアップデートがおこなわれることになっています。

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