全長4mのホンダ「最小SUV」が魅力的! ゴツ顔カッコいい!?「WR-V」が日本でウケそうなワケ
ホンダが海外で販売するSUVに「WR-V」があります。全長4mほどのコンパクトなサイズのモデルですが、一体どのような特徴があるのでしょうか。
ヴェゼルよりもひと回り小さい「WR-V」
ホンダは、半導体不足などの影響によって発売延期していた新型SUV「ZR-V」の納車を2023年4月21日に開始しました。
新型ZR-Vは、11代目「シビック」をベースとしたSUVとしてデビュー。縦グリルで力強さを感じられる外観デザインや上質でオシャレな内装などが人気となり、累計受注台数3万台を超える人気モデルとなっています。
現在、ホンダが国内で販売するSUVは、新型ZR-Vとそれよりもひと回り小さい「ヴェゼル」のみ。ミドルサイズの「CR-V」が販売終了となったことで、2車種しかありません。
SUVが定番ジャンルとなった今、各自動車メーカーはSUVに注力しており、さまざまなモデルをラインナップするなか、ホンダが日本でSUVを2車種しか販売していないというのは少々寂しい感じもします。
しかし海外に目を向けると、日本に導入したら人気になりそうなモデルが存在するのです。それは、コンパクトSUVの「WR-V」です。
初代WR-Vは3代目「フィット」をベースにSUV化したモデルとして、2016年11月に世界初公開。ブラジルやインドなどで販売されました。
現行モデルは、2022年11月にインドネシアで発売された2代目です。その後タイでも販売しています。
WR-Vのボディサイズは全長4060mm×全幅1780mm×全高1608mm。ヴェゼルの全長4330mm×全幅1790mm×全高1580mm-1590mmと比べて全長が270mm短く、ホンダ最小クラスのSUVとして、アジアの若者やファミリー層を中心に支持されています。
WR-Vの外観は、水平基調のキャラクターラインやダーククロム加飾が施されたシャープなLEDヘッドライトが力強い印象を与えつつ、リアドアのハンドルをCピラーに組み込んだ「ヒドゥンタイプ」を採用することで、スタイリッシュな2ドアクーペ風デザインとしました。内装は、コンパクトなボディサイズながら広い室内空間と荷室を実現しています。
パワートレインには、最高出力121馬力・最大トルク145Nmを発揮する1.5リッターDOHC i-VTECエンジンを採用。これにCVTが組み合わされます。また、最低地上高は220mmを確保し、悪路走破性にも配慮されました。
先進装備としては、安全運転支援システム「Honda SENSING」を最上級グレード「RS」に搭載。スマホ連携にも対応したディスプレイオーディオも全車に標準装備されます。
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近年、トヨタ「ライズ」/ダイハツ「ロッキー」といった全長4mを切るコンパクトSUVの需要が高まっています。
ライズ/ロッキーは、SUVというトレンドを押さえつつ、小型で取り回し性に優れているほか、やや高めの着座位置で見晴らしも良いことから、大きなクルマからダウンサイジングする人やセカンドカーとして小さなSUVを求める人に好まれているといいます。
SNSではWR-Vについて投稿している人もおり、「ヴェゼルよりカッコいいので、日本でe:HEV(ハイブリッド)で出して下さい」「ヴェゼルやZR-Vと車格は違えど、こっちの顔の方がいい人多い気がする」とデザインを評価するコメントや「発売されたら買いたいな」「乗りたいよなぁ」など購入を検討するような声が見受けられます。
海外モデルを日本で販売するにはハードルが高い面もあり、インドネシアで生産されるWR-Vも簡単にはいかないかもしれませんが、使い勝手の良いサイズ感であることから、日本導入を期待したい1台だといえるでしょう。
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