国土交通省は2023年4月21日、クルマのナンバープレートの地域名表示に、6地域を加えると発表しました。

「ご当地ナンバー」として新たに加わるのは、十勝、日光、江戸川、安曇野、南信州、彦根です。

　クルマ（登録車）のナンバープレートは、正式には「自動車登録番号標」といい、一般的にひらがなや一連指定番号、分類番号のほか、「品川」「大阪」といった地域名が記載されています。

　この地域名は、車庫証明書に記載する「使用の本拠の位置」で決まりますが、2006年度から「ご当地ナンバー」も登場。現在、全国で地域名の数は133、そのうちご当地ナンバーは46に上ります（静岡県と山梨県にそれぞれある「富士山」は1種類として計上）。

　今回、新たに加わるご当地ナンバーの、それぞれの対象区域は次のとおりです（カッコ内は現在の地域名表示）。

・十勝（帯広）：北海道音更町、士幌町、上士幌町、鹿追町、新得町、清水町、芽室町、中札内村、更別村、大樹町、広尾町、幕別町、池田町、豊頃町、本別町、足寄町、陸別町、浦幌町

・日光（宇都宮）：栃木県日光市、塩谷町

・江戸川（足立）：東京都江戸川区

・安曇野（松本）：長野県安曇野市、生坂村、池田町、松川村

・南信州（松本）：長野県飯田市、松川町、高森町、阿南町、阿智村、平谷村、根羽村、下條村、売木村、天龍村、泰阜村、喬木村、豊丘村、大鹿村

・彦根（滋賀）：滋賀県彦根市、甲良町

　また、現在「青森」ナンバーである青森県の田舎館村は、ご当地ナンバー「弘前」の対象区域に編入されます。

　6種類のご当地ナンバーは今後、11月から12月末にかけてナンバーの図柄が国土交通省に提案され、2025年5月頃から交付が始まる予定です。

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　全国のご当地ナンバーの数は、今回の追加により52になります。

　滋賀県は今回の「彦根」が県内初のご当地ナンバーに。また、地域名を多く抱える都道府県は、東京と千葉がどちらも10種類で1位でしたが、「江戸川」が加わる東京が11種類となり単独トップに立ちます。