レトロ感スゴイ! ベンツ“最新”「Gクラス」に“初代仕様”登場? オシャレグリーンの世界最高のオフロード車とは
2023年4月20日、メルセデス・ベンツは、「Gクラス」の生産が50万台目を迎え、その50万台目として、“初代をオマージュ”した特別仕様車を製作したと発表しました。レトロな雰囲気に仕上がったこのクルマは、どのようなモデルなのでしょうか。
レトロ仕様の「Gクラス」登場?
2023年4月20日、ドイツの高級自動車メーカー「メルセデス・ベンツ」は、同社の“最高級クロスカントリーSUV”「Gクラス」の生産が50万台目を迎え、その50万台目として、“初代をオマージュ”した特別仕様車を製作したと発表しました。
Gクラスは、機能性を優先したシンプルなボディデザインが特徴的な、オールラウンダーとしての優れた性能と高級感を合わせ持つ人気の高級クロスカントリーSUVです。
その初代モデルは1979年登場と長い歴史を持ち、現在販売されるのは2018年に登場した新型モデル(W463A型)です。
メルセデス・ベンツによれば、Gクラスは「世界最高のオフロード車」として多くの賞を受賞したといいます。
今回、そんなGクラスの50万台目となる車両がラインオフ、その50万台目は初代をイメージした様々な装飾が外装に施されています。
まずボディカラーは、G クラスに最初に採用された塗装色の1つであるアガベ グリーンに塗られ、1970年代をほうふつとさせるレトロな雰囲気を醸し出しています。
また、フェンダーやサイドスカート、フロントフェイス、バンパーなどはマットブラックに塗り分けられ、樹脂製パーツを多数採用しオーバーフェンダーも小さかった、初代Gクラスを思い出す無骨で力強い印象に仕上げられています。
さらに、フェンダー上のウィンカーランプカバーの色合いが、1970年代を再現したオレンジ色となっていたり、5本スポークのシルバーホイールが備わるなど、細部まで懐かしさを感じさせるものです。
リアには、旧い“MERCEDES-BENZ”文字ロゴプレートがあしらわれるほか、ラダーが装備され、ルーフにはルーフラックを搭載、本格的なオフローダーであることを主張します。
内装も、1986年頃の“ゲレンデヴァーゲン”280GEをイメージした市松模様柄のファブリックシートに仕立てられました。
Gクラスの生産50万台達成について、メルセデス・ベンツCEO兼メルセデス・ベンツAGオフロード車製品部門長であるEmmerich Schiller氏は次のようにコメントしています。
「50万台達成に際し、お客様、長年のファンの皆様、そして従業員、グラーツの生産パートナーであるマグナ・シュタイヤー社に感謝いたします。
私たちは、この数字を誇りに思います。この数字は、Gクラスのエクスクルーシブさを強調するものでもあります。結局のところ、この重要なアニバーサリーに至るまで、丸々40年が経過しているのです。つまり、Gクラスはマスプロダクトではないのです。
2024年に発売されるEVのGクラス(EQG)は、オフロード分野の限界に挑戦するものであり、私たちはオフロードのアイコンの未来に期待を寄せています」
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