国道254号「和光富士見バイパス」もうすぐ延伸 “外環以南”の計画も進行中!「東京~川越」大規模バイパスの全貌は

東京と川越(埼玉県)を結ぶ国道254号の、バイパス整備が進んでいます。和光富士見バイパスがまもなく延伸するとともに、外環道・国道298号から笹目通りまでの区間も計画が進行中です。

外環から東京都内へどう進む?

 埼玉県が進めている国道254号和光富士見バイパスの工事が進み、2023年7月に延伸します。この道路は将来どこへつながるのでしょうか。

国道254号バイパスと国道298号の交差点整備イメージ(画像:埼玉県)
国道254号バイパスと国道298号の交差点整備イメージ(画像:埼玉県)

 国道254号和光富士見バイパスは、外環道・和光北IC付近の国道298号・松ノ木島交差点(埼玉県和光市)から、国道463号浦和所沢バイパスと交わる下南畑交差点(同・富士見市)までを結ぶ延長6.9kmの道路です。

 国道254号(現道)の混雑緩和や高速道路へのアクセス強化などを目的に整備が進められています。

 現在はこのうち外環道に接する南側の2.6kmが開通しています。全線が開通すると、下南畑交差点から先は国道254号富士見川越バイパスと接続し、外環道から川越や圏央道の川島IC方面までが1本のバイパスで結ばれます。

 7月に開通が見込まれるのは、志木市中宗岡のいろは通り(埼玉県道・東京都道40号さいたま東村山線)との交差点から下南畑交差点までの区間です。

 これにより、志木市役所や志木駅、秋ヶ瀬橋などから富士見川越バイパスへのアクセス性が向上します。

 なお、いろは通りから南の区間も建設が続いていますが、JR武蔵野線との交差箇所は、構造が変わりました。

 元の計画は、道路が高架の線路の上をさらに高架でまたぐものでしたが、変更後は、道路の高架をやめて線路の橋脚の間を1車線ずつ分かれてくぐる形になっています。

 これにより、クルマや歩行者の上り下りが小さくなるほか、道路の構造物が少なくなることから事業性が向上するといいます。

 そして外環道から南の区間も、2021年度に事業着手されています。

 区間は、外環道の松ノ木島交差点から笹目通り(東京都道・埼玉県道68号練馬川口線)の吹上観音交差点までの延長約1.6kmです。道路の幅員は36m、車道は4車線(片側2車線)で、両側には植栽帯・自転車道・歩道が整備されます。

 吹上観音交差点から先は具体的な動きはありませんが、ルートとしては、笹目通りをなぞりながら東京都に入り三園2丁目交差点(国道17号新大宮バイパス、板橋区)まで進む計画があります。

 埼玉県と東京都は、この区間について連携して検討を進めていくとしています。

【地図】国道254号の「バイパス計画ルート」を地図で見る(15枚)

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